複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.125 )
- 日時: 2016/01/21 18:51
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
姫哭は、大脇差サイズの小太刀を二つを両手で持つ。
女は話す。
「ほう、私と同じ二刀流か……」
女は恐ろしいスピードで姫哭に近づき両手に持つショーテルの剣先を姫哭の両耳に刺そうとする。
姫哭はショーテルの剣先が両耳に刺される前に、女の影の中に入り込む。同時に、周りの情景の影が多数の触手に姿を変えて、女に向かう。
女は再び、恐ろしい程のスピードを出し、触手を回避する。触手は先を無数の刃物に変え、女を突き刺そうとして、追いかける。
少し離れた所の日陰に、姫哭は現れる。
右手の小太刀で、影をいくつかの手裏剣の形に切り取る。そして、ベリべリと手裏剣の形をした影を剥がし、それらを拾う。
両手には、H&K USPとH&K 2000と呼ばれる拳銃に小太刀から変え、女の方に構える。
姫哭は、二丁の銃を素早く動く女に向かって撃つ。
何発かの銃弾が女の方向へ放たれる。
女は、触手に対してショーテルで反撃していたが、銃弾を避ける為、素早く移動しようとするが……。
姫哭は呟く。
「あんたの影.....利用させてもらう」
女の影からも、触手が現れ、女の足を固定される。女は動けず銃弾を受けるはずだったが……。
女は突如、姿を消す。
同時に、ある男が姿を現す。
ある男は目を閉じて唱えている。
「牧野。牧野。牧野。牧野。牧野。牧野……」
姫哭は、牧野と呟く男へ向かい話す。
「.....写真と一致。あんたが、元暗殺部隊。矢城 理だね」
矢城は唱えるのを止める。
すると、突如姫哭の背後に女が現れ、ショーテルを姫哭に向かって脇を刺そうとしていた。同時に、矢城が消える。
姫哭は、自分の影や触手だった影を障壁に変え、女を囲おうとする。
しかし、影の動きに気付いた女はすぐさま、避ける。
姫哭は日陰に行き、女の影に移動する。
両手を拳銃から小太刀に変え、女の影から出て来る。
女は姫哭と距離を取り、再び姫哭へ態勢を整え向かう。
姫哭の背中から影で出来た触手が現れ、姫哭の二挺拳銃を女の方へ構えている。
銃弾は女の方へ放たれるが、女の速いスピードのせいで、当たらない。
姫哭も女に近づく。
女は姫哭の頭目掛けて刺そうと両腕のショーテルを上げる。
女は叫ぶ。
「頭を刺せば即死だ!このまま死ね!」
女は、姫哭は両手に持っている小太刀でショーテルを抑えると予測した。そして、足の動作を速くすると言う強化人間の部分で、素早くジャンプして影が動く前に姫哭の顎を蹴り飛ばす予定でいた。
しかし、姫哭はその女の考えを予測していた。
姫哭は、小太刀を落とす。女は小太刀の方を見て、話す。
「何を……!血迷ったか!?」
姫哭は、呼吸を整え、リラックスをした。
姫哭は女の片腕の方へ向かい、無駄の無い素早い動きで、姫哭は自分の右腕を女の腕の内側の関節部分へ移動させ、自分の左腕を女の豆状骨(手首のくるぶしみたいなところ)に移動させ、姫哭自身も女が振り上げたショーテルの刀身の下に中腰になり移動する。
姫哭の左腕に体重をかけ、姫哭の右腕は姫哭がいる方向へ移動する。姫哭はそのまま、固定した女の片腕を地面の方へ落とす。女はバランスを崩し、倒れる。その衝撃で、両手のショーテルを落とす。
姫哭はすぐさま、女の首元に影で出来た手裏剣を構える。
姫哭は話す。
「矢城は何処だ.....そして、矢城の超能力は何だ。死にたくなかったら、教えろ.....」