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姫哭は女は話しかける。

「おい.....聞いているんだろ？質問に答えろ」

クロエとボロボロの扠武澤が姫哭に話しかける。

「さっきの闘いの最後らへんを姫哭に近づきながら見ていた。……姫哭は超能力に頼っている訳ではないと言う事は理解できたよ」

姫哭は話す。

「当然だよ......全ては復讐の為だから」

扠武澤は話す。

「復讐……？」


女は叫ぶ。

「矢城さん！助けてください！……助けて！」

女は消える。

クロエは話す。

「……あれ？女がいないよ？」

姫哭は話す。

「どうやら、矢城はモノを一時的に消せる能力を持っている。能力の詳細は分からないけど......」

扠武澤は話す。

「クソッ！……何処へ消えた！……痛っ」


案外近くの方の建物で矢城と女は姫哭達を見つめる。

矢城は話す。

「さて、牧野さん。私は今持っている情報を警察へ受け渡します。……いや、暗殺部隊と言った方が正しいでしょうか」

女は話す。

「と言う事は、私達はこの世界をどうすることも……？」

矢城は呟く。

「貴方は逃げて下さい。小木君と共に。私は、最後まで闘います。自分の持つ正義の為に」