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複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.135 )
- 日時: 2016/01/25 19:00
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
外伝 右目無き少女
私の名前は、笠原 瞳。私は学校に通っている。……苛められる為に。
「瞳ちゃん。私の視界に入って来ないでよ。気色悪いんだけど」
そう言っていじめっ子は朝から私を押す。そして、複数のいじめっ子の犬に成りきった馬鹿共が私を落としたノートの様に踏んでくる。
いじめっ子は叫ぶ。
「あー鬱陶しい。ねえ、死んだりしないのかな?自殺したらチョー助かるんだけど」
他の生徒や教師は見て見ぬふりをしている。皆、自分を大切に思っているからだ。
私は口から色々吐くまで殴られた。
登校したばかりの一人の男子生徒が話す。
「お前ら、何しているんだよ」
いじめっ子は話す。
「うるさいわね。お前には関係ないだろ?」
男子生徒は呟く。
「……瞳。行くぞ」
彼は名前も何も知りません。だけど、私をいつも助けてくれるヒーローです。
ヒーローだと思っていたのに。
ある日、私はいじめっ子達に追われていた。いじめっ子は男子生徒にあの後殴られたらしい。そして、その腹いせにさらに酷く私を苛めようとする。
いじめっ子は叫ぶ。
「逃げるな!大人しく、死ねよ!」
一方、男子生徒は……。
「おい、悪いのはあいつ等だぞ。何で俺がお前に怒られなきゃいけないんだよ!」
先生は男子生徒に怒る。
「先生に向かってお前とは何だ。……私はイジメ等知らん。見ていない。そんな事実は無い!」
職員室が先生の大声で響き渡る。
隣で、別の先生に怒られていた複数の男子生徒の一人は叫ぶ。
「隠蔽か?ハハっ!高校も評価とイメージを守る為に大変だな!陸田!」
先生は話す。
「大神!嘘は良くないぞ?根拠も無くそんな嘘、お前ら不良共がつくもんじゃない」
陸田は話す。
「まあ、多少の犠牲は必要なんだろう。何かを得る為には何かを失わないといけないからな。まあ、失われた方は本当に憎んでいるだろうが……!」
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