複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.144 )
- 日時: 2016/01/29 17:30
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
黒獅子は電話する。
「繋がらないね〜。鈴森ちゃん、寝てたからな〜!これじゃ、ルルディの行方が分からないじゃないかっ!!さて、左手をちゃんとサイボーグ手術してもらえる病院探そうか!さっきから、義手が勝手に動くんだよな〜。それはそれで、面白いけどさ」
一方、アルベルトと博士は……。
博士は話す。
「ゆえに、僕は、この世界には、平行世界、即ち、パラレルワールドが存在していると考えているんだ!」
アルベルトは話す。
「研究熱心なのは、結構ですが、本来の仕事である、アドルフのプログラムを根本から変える事はしっかりしてくださいね。それでは、私は仕事があるので……後は、この研究所から勝手に出ないでくださいよ?」
博士は話す。
「分かってるよ。僕も研究所から出る程、暇じゃないんだ。……多分」
博士の助手であるエリアスが博士に話しかける。
「私、正直、アルベルトさんのような大人が嫌いです。ああ、勿論、貴方も見た目、子供ですけど嫌いです」
博士は話す。
「あっははは!物事を正直に話すのは良い事だね。後、僕の事は貴方じゃなくて、博士と呼んでくれ!」
エリアスは話す。
「博士。実験の方は、失敗しました。やはり、どう足掻いても、超能力以外で、時間跳躍は不可能です」
博士は話す。
「エリアス。不可能と決めつけるのは、よくないよ!それじゃ、継続的に行っている実験の方を行おう!」
エリアスは呟く。
「平行世界、即ち、パラレルワールドに、通信を試みると言う実験ですか?博士、私の能力である、脳が擦り切れる程の高速演算を発動させてみましたが、今の地点では、無理だと思います。ですので、無意味な事をやるより、アドルフさんのプログラムを改ざんさせると言うちゃんとした仕事をやるべきです」
博士は話す。
「エリアス。僕がそんな事を言われて、止めると思うかい?」
エリアスは話す。
「いいえ、止めないと思います。ですが、一応言っておかないと思いまして……」