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複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.151 )
- 日時: 2016/02/01 20:21
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
五十嵐は話す。
「嘉さん。僕は君には生きていて欲しい。身勝手かもしれないけど、君の過去を知らないけど、今のこの想いは、永遠だ」
七里から見た世界が元に戻る。
そして、七里の身体の全てが消えそうになっている。
七里は叫ぶ。
「……私、消えたくない、消えたくないよ!」
悪魔は呟く。
「願いを変更した、オベルムント。解除してやれ」
オベルムントは光のロープを外し、疲れながら話す。
「本当は、一瞬で存在を消してしまうロープだけど、能力を調節して、ロープの威力を弱めたので、少しずつ、完全に消えないように七里さんを消していった。そして、本来は消えた部分は戻らないけど、ゼロさんの能力で、消えたくないと言う願いが叶った為、消えた部分が元に戻ったんだよ。……七里さん、大丈夫?」
七里は話す。
「大丈夫です。でも、私の魂はどうなるんですか?願いが叶ったから……」
悪魔は呟く。
「……今回は願いを強制的に変更させてしまった。と言う事で、特別サービスだ。て言うか、魂は一回抜いたから、一時的に死んではいるんだよな。つまり、君は新生したと言う事に……なるのか?」
七里は突如、呟く。
「ねえ、もう一度、魂を抜いて?」
悪魔は話す。
「……また、死にたくなったのかよ?!」
七里は笑いながら話す。
「そんな訳無いでしょ。もう一度、願いを叶えさせて貰うの。魂を抜いてもらえば、願いを1つ叶えてくれるんでしょ?」
悪魔は喋る。
「……一度だけだ。君の願いを知りたいからな」
オベルムントは悪魔が七里の魂を抜き、復活する所を見る。
オベルムントは話す。
「悪魔の能力さえ、効かないなんて……」
悪魔は話す。
「で?願いは何だ?これが、本当の最後の願いだぞ」
七里は話す。
「私の願いは……」
第十五章 名も無き新生 続
第十六章 名も無き餡密へ続く。
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