複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.157 )
- 日時: 2016/02/03 16:17
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
ルルディはその場を立ち尽くしていた。何故なら、アルベルトの方へ向かっても、斬り裂かれてしまい、アルベルトから逃げても、片脚ではアルベルトに追いつかれてしまう。ルルディはアルベルトに対しての反撃方法を模索していた。
アルベルトはルルディのバリアーの範囲外まで歩く。
博士は呟く。
「何か、男はどうなのか分からないけどさ、女が血だらけの包丁持っていると、ヤンデレみたいだよなー!」
エリアスは話す。
「……この展開で、ボケるなんて信じられません。38本の包丁に埋もれて死んでください」
アルベルトはルルディに話す。
「最後のチャンスを与えてましょう。大人しく私に従うか、全身を斬り裂かれ、無理やり従わせるか。どちらか選んでください」
ルルディはすぐに答える。
「ワタシは、貴方に従う気はありません.....!」
突如、ボロボロのアドルフが立ち上がり、叫ぶ。
「……アルベルト!お前は……私に何をした!!!」
アルベルトは無言で、何かのスイッチを押す。
アドルフは倒れる。
アルベルトは呟く。
「機能停止ボタンを押した。……アドルフは黙って寝ていれば良かったのに」
アドルフは完全に機能停止する前に、ルルディに話しかける。
「ルル……ディ、逃げろ。逃げるんだ」
ルルディは話す。
「ワタシはもう、逃げたくありません.....親を見殺しになんてできませんから。それに、ワタシには、守るべきモノがあるんです。.....やっと、自分が自分でいられる場所を手に入れそうなんです」
アドルフは呟く。
「……家族って呼べる奴がいるそれだけ良いもんだな。例え、血の繋がりが無くても、例え、生物じゃなくても……。ルルディ、幸せになれよ」
アドルフは機能を停止した。
ルルディは涙を流し、アルベルトに話す。
「ワタシは、貴方を許しません」
アルベルトは少し沈黙して話す。
「僕は、ハッピーエンドが嫌いなんです。……だから、貴方には壮絶なバットエンドへ導いて差し上げますよ……!」