複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.161 )
- 日時: 2016/02/04 19:05
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
外伝 藍無きアンドロイド
私の名前は、藍楷 透華。
そして私はアンドロイドです。
誰に造られたも分かりません。ただ、分かっている事は、私には型番があると言う事です。
型番はNT-03【ネットワーク・ヒューマノイド3号機】。私は3号機透華って略していますけどね!
そして、私の様なアンドロイドが多数いる事が分かりました。そして、そのアンドロイドを人間達が撲滅しようとしている事も……。
私は貧民層街で悩んでいました。
私はボーッとしながら呟きます。
「どうしたら、人間とアンドロイドは仲良くなれるのでしょう?」
そんな事を考えていると、突然、雨が降り出してきました。しかも、大雨です。うーん、雨の匂いが心地いいですね。
私はしばらく、雨の中街を歩きました。アンドロイドですが、防水です。スマホもビックリです。
貴方は運命の出会いって信じますか?
私はそんな物は無いと思っていました。
でも、あったんです。
私は運命の出会いをしてしまったんです。
彼は、一人で雨の中、外でブツブツ何かを唱えながら路上に座り込んで、お金を数えていました。
彼は私に話します。
「貧民層街で、女性が一人でうろついては駄目だ。襲われるぞ」
彼は私と同じ匂いがしました。
私は話します。
「私はアンドロイドです。貴方も、もしかしてアンドロイドですか?」
彼は大分驚いていました。まあ、これで彼が人間だったら、私は、警察に連れて行かれていました。
彼は話す。
「何だ?アンドロイドごっこか?俺はそんなに暇では無い」
どうやら、信じてませんね。なら……。
「本当ですよ。体を触ってみて下さい。少し固いですから」
彼は私を触り、私がアンドロイドと言う事を信じてくれました。
彼は話します。
「……私の名前はブライアン。アンドロイドが人間を管理する世界を目指している」
私には、目標がありませんでした。でも、ブライアンさんは目標を持ち、夢に向かっていました。私は、彼をサポートする事を決めました。
とか上手くいけば良いなーと思っていた時でした。
ブライアンさんの目の前に傘を差す一人の男性が現れました。
男性は話す。
「おい!その女の子と俺、遊びたいんだ!なあ、兄ちゃん。譲ってくんない?あ、俺の名前は、不束 春道(ふつつか はるみち)!」
ブライアンさんは話します。
「……これだから人間は。この地域は徹底的に管理しなければ駄目だ。不束者が」
ブライアンさんは不束さんの右手に持っていた傘を左手で持ち、右足で蹴飛ばします。不束さんは傘から手を離し、水たまりの中へダイブしました。
すると、ぞくぞくと不良みたいな怖い方々が銃を持って4、5人が来ました。
不束さんは叫びます。
「こいつ等は俺の仲間だ!さあ、男の方よ!土下座したらこの場から許してやるよ!ただし、女は残してもらうけどな!」
ブライアンさんは私に話します。
「君はどのような能力を持っている。この状況を脱するヒントになるかもしれない」
私はブライアンさんに話します。
「私は、インターネットと繋がっていますので、ネット上にある事なら何でも知ってます。それと、私の躰のどこかをショートさせて、スタンガンになります」
ブライアンさんは私に話しかけます。
「成程。なら、戦略をするまでも無いな。我々の力で十分だ」