複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.162 )
- 日時: 2016/02/05 14:43
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
私は自分自身の腕をショートさせてスタンガンにしました。
この状況に驚いた一人の不良が思わず、銃を私に向けて撃ちました。
私は呟きます。
「アンドロイドをナメちゃ駄目ですよ」
私は銃弾を避け、一人の不良にショートさせた腕で殴りました。
不良は気絶しました。
その間に、ブライアンさんは、同じく驚いていた不良達を、ボコボコにしてました。
ブライアンさんは話します。
「さて……後はお前一人だ。不束」
不束は呟きます。
「この小指1つで未来を変えてみせる」
ブライアンさんは静かに話します。
「理想だけ語っても、何も変わらない。未来や運命、世界は変更を嫌うからな。だが、俺は変える。この名も無き世界を……変えてやるよ。俺の手で」
不束さんは、ブライアンさんの方向へ走り、ブライアンさんも不束さんの方向へ走りました。
不束さんは叫びます。
「俺の運命っ!俺の未来っ!俺の世界っ!俺は小指で人生の全てを変えてやるんだよっ!!!」
不束さんは右手の小指をブライアンさんの方に向けて突こうとします。
ブライアンさんは小指を避け、不束さんの顔面に右手で殴りました。つまり、ライトクロスをしたんです。
不束さんは、口から血を吐きだしながら倒れました。
私はブライアンさんの所へ行き、話します。
「ブライアンさんなら変えられますよ、この世界を。だって、人生を自分の為では無くて、世界の為に行動しているんですから」
ブライアンさんは話します。
「……ああ。そういえば、君の名前を聞かせていなかった。名前は?」
私は話します。
「どうもはじめまして、藍楷 透華です。先ほども言いましたが、私はインターネットと繋がっています。分からない事はできる限り教えますね」
ブライアンさんは話します。
「ああ、分かった。それじゃ、早速、ついさっき買った隠れ家に行く。ついてこい」
「はっはい何でしょうか!?」
「……この世界を共に管理しよう」
「……汝、どうかしたか」
「あ、大嶽さん。私、ブライアンさんをもう一度説得出来る気がするんです!」
「……遠い昔の事等忘れた方が良い。我々は今を生きていかなければならないのだから」
私は待っています。初めて会った時の様な、ブライアンさんが戻って来るのを。だから、私はブライアンさんが何時でも戻って良いように、此処にいます。人間は、共存は出来るはずはありません。それは、ブライアンさんと一緒にいて、よく分かりました。だけど、ブライアンさんは、私が一番最初に唱えていた共存に向かってしまっています。人間は共存なんか望んでいないのに……。
私は運命の出会いを信じています。
だから、巡り巡って私の所へ来て下さい。ブライアンさん。
外伝 藍無きアンドロイド 完
主人公視点変更。
次へ続く。