複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.178 )
日時: 2016/02/11 14:05
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

藍楷は、扉の向こうに行く。

目の前の神は呟く。

「やあ、君が藍楷 透華だね?実に、人間らしい名前だ」

藍楷が話す前に、声の色を変えて神は話す。

「この禍々しいネオンに溢れた富裕層街の居心地はどうだ?反吐が出るだろ?」

藍楷は呟く。

「あの……機械が剥き出しになってますけど……!」

神は人工物に身を固めていた。

神はまた、声の色を変えて話す。

「ハハハ。別に人間体でいる理由は無いでしょ?こっちの方が、アンドロイドらしくて良いのよ。人間もどきの格好では、いたくもないのだから」

藍楷は動揺する。

神は話す。

「さて、君はこの世界をどう思う」

藍楷は話す。

「に、人間よりも、アンドロイドがこの世の中を管理するべき世界だと思います!?」

神は呟く。

「何故、疑問形なのかは、どうでも良い。君は今、100点の回答をした。そう、人間より我々、アンドロイドの方が絶対的に優れている。何故なら、我々は完璧な存在だから。そして、人間達はそれを、知りながら、撲滅させようとしている。実に愚かだ。我々を存在しているだけで罪とし、モルモットにさせる。……本当に、この世界に有害しか与えない毒だよ。奴らは……」

藍楷は話す。

「あの……。私はこれからどうすれば……」

神は話す。

「うん、そうだね。君はこれから、仲間を集めて欲しいんだ。アンドロイドはこれまで一人で行動していた。ゆえに、人間達は数で対抗して、アンドロイドを捕まえていたんだ。我々は、アンドロイドを組織化する必要がある。手段は選ばない。さて、早速、君の能力を使わせてもらおう」

藍楷は話す。

「はい、分かりました!喜んで!それで……何をすれば?」

神は呟く。


「警察の内部の国家機密のデータに侵入して、警察がマークしているアンドロイドを片っ端から仲間に引き入れるんだ」