複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.182 )
日時: 2016/02/12 15:19
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

HNRΩは呟く。

「それじゃ、俺は依頼が来るまで待機してるぜ」

大嶽は再びエレベーターに乗る。

αbsfはHNRΩについていく。

HNRΩはそのまま一つの個室へ行く。

αbsfも個室の中に行き話す。

「おい、ハント=ニュートライザー=オメガ。昔からの付き合いで言うけどな。普通の神とかは信じる気にもならないが、あの機械神には、媚売った方が良いと思うぜ」

HNRΩは話す。

「俺の周りの関係は、殺し屋を依頼するアンドロイドの依頼者と殺し屋である俺、請負人しか無い。それ以上の関係も無いし、それ以下の関係も無い。……てか、眠い。少し、横になる」

αbsfは話す。

「本来は、アンドロイドは寝る必要は無いんだけどな。行動する時間が面倒くさいからって寝る機能なんか俺に頼んで造っちゃって……」



一方、神と藍楷は……。

藍楷は質問する。

「しつもんです!あの……このビルって何ですか?」

神は話す。

「私と大嶽とHNRΩと言うアンドロイドで機械を扱う会社を創ったのよ。そう、人間の世界でアンドロイドが本気を出したら、富裕層に上り詰める事が出来るのよ。まあ、居心地はかなり悪いけどね」

藍楷は話す。

「そうですか……。はい、国家機密のデータをハッキング完了しました!今から説明するのが、警察にマークされているアンドロイドです」

神は突如、頭を抱え呟く。

「……!何かがやって来る。藍楷、HNRΩと大嶽を急きょ呼べ」

藍楷は廊下を走る。


「もう遅いのである。貴様らに聞きたい事がある」

突如、未確認生命体らしき者が現れる。

神は話す。

「君は……クメーラ。未確認生命体の王の右腕がどうして此処にいるんだい?」

クメーラは話す。

「鉄屑に話す義務は無い。……いや、貴様なら話が分かるかも知れんが」

神は笑いながら話す。

「フン!化け物が、調子に乗らない方が身の為だぞ!」

クメーラは呟く。

「吾輩の能力を知っているだろう?……モンスターにでも姿を変えられたいのか?」



一方、藍楷と大嶽は……。

大嶽はHNRΩの個室へ向かいながら藍楷に話す。

「神なら問題は無い。問題はこの会社に問題が起こる事だ」

藍楷がドアを開けた途端に、目の前に光線銃を構えていたHNRΩが立っていた。

藍楷はビビって叫ぶ。

「ふぇぇぇ!!」

HNRΩは話す。

「……何だ、アンドロイドか。聞きなれない足音が聞こえたから大嶽が侵入者を追いかけているのかと思ったじゃねーか。何だ?新人アンドロイドの御挨拶か?」

大嶽は話す。

「スーパーコンピュータを搭載した明晰な頭脳を駆使してこの状況を理解しろ」

HNRΩは呟く。

「ああ……成程。所謂、非常事態と言う訳か。全く、睡眠中に来るなよ。面倒くせーな。おい、勿論、俺を呼ぶからには、報酬を大量に貰うぞ」

大嶽は話す。

「ああ、分かった。早く行くぞ」




三人はエレベーターで最上階に向かう。


一方、外で一人電話しているαbsfは……。



「お前と話すのも最後って……。笑えねえ冗談は止めろよ。……ああ、ちゃんと、俺の頭に転送させてやるから。……しかし、本当か?アドルフがあの、学会を追い出された名も無き天才博士に連れていかれたって言うのは?」

電話の主が話す。


「ああ。それじゃ……」

電話の主は電話を切る。



一方、三人は……。

藍楷は目の前の景色を見て呟く。

「……これって」

辺りには、ガラクタが散らばっていた。

クメーラは神の頭を持ち話す。

「……どうやら、ヒトミに呪いを強めた奴は此処にはいないようだな。こいつの記憶からヒトミに関する事が出てこなかった。……このままじゃ、王に顔向けが出来ん」

HNRΩは話す。

「大丈夫だ、え〜と藍楷だっけ?あいつは……いや、神とやらは、消去されていない」