複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.183 )
日時: 2016/02/12 16:50
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

クメーラは呟く。

「……貴様ら、少し吾輩の相手をしろ。吾輩は今、かなりストレスが溜まっていてね。人間にも満たない君達を壊してあげようと思う」

HNRΩは話す。

「あぁ……。面倒くせえ。お前のアンドロイドに対しての考えはどうでも良いんだよ。ただ、お前は俺に消去デリートされちまえば良いんだ」

大嶽は話す。

「藍楷。私をこれから全力で守りたまえ。守っていれば、クメーラに勝つ事が出来るのだから」

藍楷は話す。

「は、はい。分かりました!」

HNRΩは右腕を槍状へ変形する。左腕には光線銃ドライブキャノンを所持している。

クメーラは棍棒を右手に所持して話す。

「……さて、行くとするか」

HNRΩは光線銃をクメーラの方に撃ち続ける。光線銃は、弾を装填するリロードを必要としない。

神の部屋は何も窓も何も無いただ広い部屋である。ちなみに神の部屋は防音となっている。

光線銃はクメーラの方向へ確実に向かっているがクメーラの棍棒で遮られる。

クメーラは棍棒を大きく振る。

衝撃波がHNRΩに向かって来る。

HNRΩは光線銃を衝撃波に向かって、銃口から巨大なエネルギーボールを発射させる。

衝撃波とエネルギーボールが衝突して巨大な衝撃波が部屋に広がる。

藍楷は全力で大嶽を守っている。

藍楷は呟く。

「衝撃波が大きすぎて……大嶽さんを守りきれる自身が……!それに、ビームも棍棒が跳ねかえって、こっちに飛んできます……!」

大嶽は話す。

「もう少しである。……我々の勝利は近い」

HNRΩは間髪入れず、光線銃を撃ちながらクメーラに近づく。

クメーラは光線銃を棍棒で撃ち返しながら、棍棒を床に叩きつける。

巨大な音が鳴り響くが、HNRΩは動揺しない。

HNRΩは呟く。

「今の攻撃にエネルギー反応が無い。お前、俺をなめてんのか?まあ、良いや。もうお前の攻撃は見切ったしな!俺が依頼を受け、標的にされた奴はこれまで、全て消去した。俺に消せない敵はいない。常に依頼達成率100%それがこの俺HNRΩだ」

クメーラは話す。

「私のフェイントにビビらず、これまで、私と対等に戦えるとは。アンドロイドでも強者が存在しているなんて、正直驚嘆している」

HNRΩは話す。

「はあ?今の攻撃で強者なんて呼べねえだろ。俺にとっては、ただの準備運動だ。面倒くさいが、俺の頭脳はさっきの闘いでお前の攻撃パターンを読んでいる。つまり、今、光線銃を撃てば、お前は確実に消去される」

藍楷は大嶽に呟く。

「おお!凄いですね……!私もあんな風に光線銃とか撃って戦えたらな……!」

大嶽は話す。

「案外早く、来るかもしれない。そんな時が……」

クメーラは話す。

「吾輩は君に最大の敬意を称し、本気で戦うとしよう。……吾輩にとって無利益な闘いでこんなに燃えるとは思わなかった……」

HNRΩは話す。

「面倒くさい奴だな……。お前が本気を出した所で変わらねーよ。それに、本気出す前に俺が消去させる!」

クメーラにHNRΩが光線銃を乱れ撃ちをする。

全てのビームがクメーラに向かい飛ぶ。

クメーラは動かずにいる。

突如、ビームの方向がクメーラからHNRΩの方向へ変わる。

HNRΩにクメーラの方向に撃ったビームが当たる。

クメーラは話す。

「吾輩は、方向を自在に変える能力を持っている。あまりこの能力を使うと、この世界の方向が全て、おかしくなるから、なるべく使わないようにしていたのだが……どうやら効いてないらしい」

藍楷は大嶽に話す。

「世界の方向がおかしくなるってイマイチ、ピンッ!って来ないだけど……ど、どう言う意味ですか?」

大嶽は語る。

「つまり、方向感覚が無くなって、全員が方向音痴になると考えると良い」

HNRΩは話す。

「俺のこのボディは、そう簡単に壊れない。……はあ、面倒だ。俺も本気でお前を消去デリートするぜ。早く帰って寝たいからなぁ!」