複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.194 )
日時: 2016/02/23 14:31
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

ナナシは話す。

「……私に何か用なの?」

死神は話す。

「君をスカウトしに来たんだよん」

ナナシは不思議そうな顔をして、死神を見る。

死神は続けて話す。

「つまり、君を縛っているモノから解放してあげるって言ってるの!」

ナナシは何か答えようとしたが、途端に土田と黒暗淵が現れる。

土田は話す。

「……あ、黒暗淵さん。ちょっと待ってくださーい。ガム吐き出すんで……」

黒暗淵は土田が吐いたガムをティッシュを纏った手で掴み、ポケットからゴミ袋を出して中に入れる。

黒暗淵は話す。

「土田、お前何回ガム噛んでんだよ……」

土田は、笑いながら話す。

「ガム噛んでないと……自分の身体ぶっ壊したくなるんすよ。分かりますかね?」


死神は黒暗淵を見て呟く。

「……どうして、川宮が」

黒暗淵は話す。

「僕の事、川宮だと思ったのか。……君、政府関係者かい?」

黒暗淵は死神に対して、殺意を送る。

死神は話す。

「さあ?私の事、教えたってどうせ忘れるんだよ。そんなの、言う意味無いじゃん」

黒暗淵は能力を発動しようとする。

黒暗淵は戸惑いながら話す。

「……僕の能力って何だっけ?」

ナナシは死神に向かって話す。

「貴方の能力は、もしかして……記憶改ざん?」

土田は苛立ちながら話す。

「……あ〜。随分、厄介な能力だな。……死神くん……フフッ。番号でも付けてあげますかね?」

死神は話す。

「私は死神だけど、別に人間の魂を霊界に運ぶとかそんなんじゃないよ。……漫画の見過ぎじゃない?」

黒暗淵は話す。

「ナナシ。僕の能力を教えてくれ……」

死神は記憶改ざんする。

死神は呟く。

「全員関係が他人になり、貴方達は自分の名前さえ忘れてしまう」

一方で、ナナシだけ、死神の後ろの方を見て恐れる。

「……何で、急に体が恐怖で震えて……」

死神の後ろに立っていたのは、創造主である三國であった。

三國は話す。

「ナナシのチョーカーには、カメラが備わっている。そして、今までの出来事を見させてもらった。今いる、私の幹部達は、この世界には欠かせないキーパーソンなんだ。勝手な事しないでもらえるかい?」

死神は話す。

「私が楽しければそれで良い。別に勝手だろうが何を言われようがね。それにしても、まさか、暗殺部隊がここにいるとは、こればっかりはさすがに驚いたけど」

三國は話す。

「良い選択だ。だが、僕の庭に影響を及ぼされちゃうと話は違って来るんだ……!」

三國は、三國では無い足を使い死神の方に走る。

死神は記憶改ざんをしようとするが、突如、時空が歪む。



死神は世界から外れた空間に閉じ込められた。



そこには、教祖が立っていた。

死神は話す。

「アハハッ!君、時空を操る能力を持っているんだね!凄い凄い!」

教祖は話す。

「……残念だが、私と君はどう足掻いても敵同士みたいだ。……しかし、今、君と闘うつもりも無い。だから、全て元に戻してもらう。私は過去を巻き戻す事が出来るのだからな」

死神は呟く。

「何百年かかるの?」

教祖は話す。

「さあな。しかし、こうも、超能力が当たり前だと、かなり怖いモノだな」

死神は話す。

「う〜ん。この間、結構暇だなー。そうだ、話でもしよう!最初はやっぱり、君達と私達が前の世……」













土田は話す。

「……あ、黒暗淵さん。ちょっと待ってくださーい。ガム吐き出すんで……」

黒暗淵は土田が吐いたガムをティッシュを纏った手で掴み、ポケットからゴミ袋を出して中に入れる。

黒暗淵は話す。

「土田、お前何回ガム噛んでんだよ……」

土田は、笑いながら話す。

「ガム噛んでないと……自分の身体ぶっ壊したくなるんすよ。分かりますかね?」


死神は黒暗淵を見て呟く。

「……どうして、川宮が」

黒暗淵は話す。

「僕の事、川宮だと思ったのか。……君、政府関係者かい?」

黒暗淵は死神に対して、殺意を送る。

死神は話す。

「……!……今、運命は変わったね。だけど、その事を知るのは、変えた者のみ」

死神はそう言ってその場を去る。



教祖が遠くで様子を見る。

「さて、厄介者は追い出せたか……」

遠くで創造主が全力疾走で街を走り抜けるのが見える。

「……さて、もう操られるのにも、飽きたな」

教祖は腕に付けられているチョーカーに触れる。


教祖の能力は、時空を移動、操作、消去、改ざん、創造する事等が出来る能力。だが、代わりに色んなモノを失う。