複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.197 )
日時: 2016/02/24 15:09
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

芽小折は叫ぶ。

「……フッフッフ。何だかんだ、僕の能力は戦闘で使った事が無かったからネ〜!……良い機会だニャ!!」

芽小折は両手を合わせて話す。

「イワシ雲!」

両手からイワシの形をした雲を発生させ、雲が忍者に向かう。

忍者は足早に雲を避ける。

忍者は叫ぶ。

「良い能力だね!だけど、肝心の戦闘力を磨かないと、超能力も宝の持ち腐れだよ!……キャハッ♪」

忍者は忍び鎌を芽小折に投げつける。

芽小折は話す。

「鱗雲!」

忍び鎌を鱗で出来た雲で遮る。

忍者は忍者刀を取り出す。

忍者は蹴鞠に刀を刺す。

蹴鞠から、煙が出て来て屋敷の中を充満させる。

芽小折は咳をしながら話す。

「ゴホッ……ゴホッ!目が、目が痛い!」

忍者は気配を消し忍者刀を芽小折の背中に刺そうとする。

しかし、目の前に見知らぬ人影が現れる。

人影は話す。

「芽小折。此処は普通、自分の周りに雲を造って煙から、そして敵から身を守るのが、最善策だよ??そんなのも、分からないから、弱いのよ。……分っかるかな〜?」

芽小折は人影に首を掴まれ、壁から屋敷の外に吹っ飛ばされる。

壁に穴が空いた為、煙が外へ逃げていった。

桐生が忍者の目の前に立っていた。

「貴方が、テロリストのグループである神楽月を壊滅させたんだね!」

忍者は話す。

「テロリストは間違いだけど、神楽月と言う忍者のグループを壊滅させたのは本当よ。だって、仲間である私達の一族を私以外皆殺しにしたんだから。私はその仕返しをしただけだよ?何か問題ある?……あるなら、真実を知っている貴方達をぶち殺さないといけないけどね♪」

芽小折は桐生の元に来て話す。

「に、忍者って本当にいるのでござるか?」

桐生は話す。

「そりゃ、超能力者とか、モンスターがいるから、忍者もいるに決まってんじゃん♪まあ、忍者の存在は本来隠されているから世に出る事は無いけどね」

桐生は続けて話す。

「神楽月は暗殺部隊の監視対象に上がっていた程の反社会的な活動を行っていたんだよ。ボクは、彼らの結末を予知して見た。結果は一人の少女により、壊滅される光景を見た。相手は全員、プロの殺し屋である忍者。それを、たった一人で潰したんだ……!」

忍者は話す。

「で?私をどうするの?見た感じ、貴方達は警察でもなさそうだけど?暗殺部隊って言っていたから例えばテロリストとか?それか誰かに雇われて私を殺すとか?」

桐生は話す。

「残念だけど、警察に近い関係だよ……!さあ、貴方に与えられる選択肢は二つだね。此処で私と芽小折を殺して、逃げるか、私達の仲間になるか……どっちが良いかな?忍者さん。まあ、強制的に一つにさせるけどね♪」

忍者は話す。

「へぇ〜凄いなぁ?貴方は私を倒せると思っているんだ?」

忍者は笑いながら、忍者刀を桐生に向ける。

桐生は話す。

「貴方は私と似ているけど、若い分、経験が少ないね♪」

忍者は忍者刀を桐生に斬りかかるが、桐生は全て避ける。

桐生は話す。

「私には、全て見えている。この戦いの結末を……」

桐生は後ろに回り込み、手にしていた、ぬいぐるみのクマから大型機関銃を出して忍者の頭に銃口を向ける。

忍者は話す。

「……それじゃ、私のこれから、する事も分かるかな?」

忍者は桐生の腕を掴み、投げ飛ばす。

桐生は話す。

「……戦闘能力も十分だ。やっぱり、ボクの仲間に相応しいよ。そうだ!ボクの仲間になったら、君の犯した犯罪を免罪にしてあげるよ」

芽小折は話す。

「そ、そんな事勝手にしたら……」

忍者は話す。

「……私は強いと思う者にしか、従わないよ〜!でも、貴方は強いね!私の攻撃を耐えきったんだから。……それに、た〜くさん、闘いも出来るからね……」

桐生は話す。

「貴方、名前は何?」

忍者は話す。

「霜月 毬だよ。戦闘の時は何時でも呼んでね!」


桐生は話す。

「それじゃ〜警視総監の所に戻って報告しないと。あいつも、帰って来たしね」







警視総監の病室には男が一人立っていた。

警視総監は話す。

「……旅行はどうだったんだ?黒獅子」

黒獅子は話す。

「良い休暇になったと思うよ!顎と手も治ったからね!まあ、本当は此処にいない方が、君達には嬉しいと思うけどね……あ〜ひゃひゃひゃひゃ!」