複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.198 )
- 日時: 2016/02/24 16:34
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
芽小折は話す。
「はい、質問!どうして、煙は桐生さんや、霜月さんに何も影響が無かったんですかい!」
霜月は話す。
「私は、顔を元々隠しているから、煙を吸って無いし、この煙には子供の頃から慣れているからね」
桐生は話す。
「私は、訓練で、煙を吸っても大丈夫な強靭な体を持っているから問題はないね♪」
芽小折は話す。
「え?暗殺部隊ってそんなに厳しい事をするんですか!バンバンジー!」
霜月は桐生に話す。
「あの男の人、さっきから、語尾に変な言葉付けてるけど、大丈夫なのかな?!」
桐生は笑いながら話す。
「ただ、目立ちたいだけだから、気にしなくても良いよ」
桐生は突如呟く。
「……誰かな?」
目の前には霜月と同じ格好をした人物が現れる。
霜月は話す。
「神楽月の残党だね。此処最近、私の居場所が、バレちゃったから屋敷に結構来ちゃうんだよ!私は戦えるから嬉しいけど」
芽小折は話す。
「……一人だけじゃないよ!?何人もいるよ!?本当に!」
目の前の忍者は話す。
「俺の能力は、自分を創れる事。まあ、自分しか創れないけど……。俺で、神楽月の残党は、いない。……霜月一族は俺が絶対に根絶やしにする。じゃないと、あの妖刀を使いこなせる人物がいなくなるからな」
芽小折は桐生と霜月に話す。
「……妖刀?何、言ってんの、あの人!?本当に!てか、あの忍者の服装は屋敷で転がっていた死体が着ていたのと一致しているんだけど、本当に!」
霜月は忍者に向かって話す。
「妖刀は、私は所持してないし、何処にあるのかも分からないって言ってるじゃん!馬鹿なのかな?馬鹿なんだろうね!馬鹿だから、私の家族も皆殺しに出来たんだろうね!」
忍者は話す。
「さあ、互いの褒め合いはそれまでにして、本当の殺し合いをしようじゃないか」
霜月は桐生に話す。
「……私は一目貴方を見てから、貴方の元に付いていく事を、決めていたよ。まあ、挑戦的な態度を取ったのは、貴方の戦闘能力が知りたかったから。……ねえ、私を孤独から、罪から救って……!もう、私は一人ぼっちになりたくないよ……」
桐生は話す。
「……うん、分かった。ずっと、私は君の所にいるよ?」
芽小折は二人に聞こえない様に呟く。
「此処まで、未来予知出来ていたから、あの屋敷に入ったのか……。絶対に裏切らない忠実な仲間を得る為に……いや、ワンちゃんかな?」
そんな霜月も、桐生を利用しているに過ぎなかったのは、芽小折はまだ知らない。