複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.201 )
- 日時: 2016/02/25 14:57
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
黒獅子は話す。
「確か、一番最初に暗殺部隊が結成された時のメンバーは、俺と、桐生と、川宮と……後、覚えてないな〜!……うん、全然記憶が無いね!あはははは!」
霜月は話す。
「桐生さんは覚えているの?」
桐生は話す。
「ボクもあまり覚えていないんだー。何でだろうね?」
警視総監は鬱陶しそうに話す。
「お前ら、此処は会議室じゃないんだ。俺、一人になりたいから出て行ってくれない?」
芽小折は話す。
「どんな理由でござるか!ニンニン!」
一方、矢城は……。
矢城は呟く。
「私の能力でノーエスパーの存在を消しているが、私が自殺すれば、君達の計画に支障が出るんじゃないか?」
その場にいた、違法サイボーグの白咲は話す。
「ああ、そうだね。まあ、そうさせないように、薬漬けに君をしている訳だけどね」
拘束されている矢城は法に触れる薬を強制的に摂取されていた。矢城は、薬の効果が切れると、禁断症状の為、奇声を発したり、暴れたりする。矢城は薬物依存症になっていた。薬をもらう条件はノーエスパーを能力で存在を消す事。
白咲は呟く。
「しかし、土田君に続いて、陸田さんが大神さんを裏切るとはね。……彼の思想は素晴らしいと思うだけど」
矢城は話す。
「君と大神の理想通り、世界を混沌に陥ったらとする。そしたら、君達はどうするんだ?」
白咲は話す。
「さあ?僕は大神さんの考えなんて分からない。僕はただ、人を殴り殺せばそれで良い」
矢城は話す。
「成程、君達はあくまで、ルール、つまり、法の存在意義は、革命の為と言う事か」
白咲は話す。
「ルールは、破る為に存在していると言う事って言いたいのかな?」
白咲の目の前に大神の姿が見える。
大神は白咲に話す。
「絶望の中だからこそ、見える希望がある。……白咲、この世界をぶッ壊すぞ。良い手段を見つけたんだ」
白咲は話す。
「その前に御報告。陸田さんは、僕達を裏切りました」
大神は話す。
「……そうか。……まあ、それなりの理由があるんだろ。別に俺は何も思わないさ」
一方、死神は……。
死神の目の前には、人ごみの中、白樺が立っていた。
白樺は叫ぶ。
「お、俺は.....どうすれば.....」
死神は喋る。
「とにかく、私を倒してよ。貴方なら、出来るはず。さあ、私を武藤や川宮、桐生だと思って来て!……叶多を助けたいんでしょ?私を倒せば、彼女は救われるよ」
白樺は周りの人々をどかして、死神に向かって走る。
白樺は、死神の事を何度も忘れ、何度も出会い、強くなっていた。
一方、霜月が滞在していた屋敷は……。
「……しかし、これで、俺は何人死んだんだろうな。どうやら、霜月一族は、妖刀を本当に持っていなかったようだ。……まずいな。妖刀が、血を欲しがっている頃だ。早く、見つけて、血を捧げないと……。後は、他の忍者の仲間に話しておくか。……霜月 毬の事を……」
第二十一章 名も無き蹴鞠 完
視点変更
次へ続く