複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.205 )
- 日時: 2016/02/26 20:02
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
羽柴は、屋上に霊犀といた。
羽柴は呟く。
「……神代は、死んだ」
霊犀は話す。
「.....私が、もっとちゃんとしていれば.....」
羽柴は話す。
「……いや、それ以前に、俺が、神代を止めるべきだった。いや、親友のあいつを助けるべきだった」
二人は落ち込んでいた。
警察が二人の元へ向かう。
「君達にも、事情聴取してもらうから、僕についてきて下さい」
学校は警察に、神代が一人で暴走したあげく、自殺したと報告。霊犀の事は口には出していなかった。
しかし、警察は学校が証言した神代の死亡状況と合わない為、生徒一人一人に事情聴取していた。
神代の遺体は、五十嵐の母親と違いちゃんと死亡解剖される。すぐに葬式なんてしていなかった。
三國は朽葉の家にいた。
朽葉は呟く。
「……マスコミにも、大きく取り上げられているな。俺達の学校の件」
学校は、生徒の精神の安定と言う目的で暫く学校を休校した。とは言っても、一週間程度。
三國は話す。
「なあ、お前の家のアルバムって、何か写真少なくないか?」
朽葉は話す。
「ああ、そうなんだよ。それに、卒業アルバムまで無くしたんだよ」
三國は呟く。
「……俺の大切にしていた者は、もっと、大きかったはずなんだけどな」
胸に大きな穴が開いた少女が手術台に置かれる。
時が止まる。
「めでたし。めでたし。化け物だった彼女は最後に少しだけ、人間になれましたとさ。……くだらない結末だ。さて、次の実験台を決めよう。……さあ、私の思い通りに動いてくれるかな?……霊犀 結香」
羽柴は霊犀に話しかける。
「……事情聴取って長いな」
霊犀は寝ている。
羽柴は呟く。
「其処で寝るのか?……大丈夫かよ」
其処に一人の20代の男がやってくる。
「霊犀さん。迎えに来ました」
羽柴は話す。
「誰ですか?」
男性は話す。
「どうも、俺の名前は、百目鬼 翔(どうめき しょう)です。霊犀に、以前命を救われてからの友達です」