複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.209 )
日時: 2016/02/27 15:36
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

突如、物凄い速さで、数十人が気絶する。

「……扠武澤。元気か?」

扠武澤は話す。

「川瀬さん……」

五十嵐は呟く。

「誰……なの……」

川瀬は話す。

「とりあえず、お前らを運ぶか」

扠武澤と五十嵐は気を失う。




しばらく経ち……。

五十嵐は話す。

「それで、貴方は誰ですか……?」

川瀬は話す。

「私の名前は、川瀬 元旦(かわせ わたる)。違法サイボーグだ」

扠武澤は話す。

「大丈夫、違法サイボーグは世間の敵でも、俺の味方の人達だ」

川瀬は話す。

「しかし、リンチにしても酷いモンだね。普通、女性まで殴るかね。いやいや、女性は殴らないね。だって、俺にとって、人生だからー!」

五十嵐は話す。

「……この人怖い」

扠武澤は話す。

「少し女好きなだけだ。それ以外は、問題は無い。……多分」

扠武澤は事情を説明した。

川瀬は話す。

「……明日、学校に行って、決着をつけるべきだ。君なら勝てる。何故なら、君の方が比嘉ちゃんより信念があるからだ。後は、五十嵐ちゃんの勇気だけだ」




扠武澤と五十嵐は川瀬の家で泊る事になった。

五十嵐は扠武澤に話す。

「本当にゴメンなさい。私のせいで……」

扠武澤は話す。

「謝るな。悪いのは、比嘉だ。……五十嵐、復讐とか考えんなよ。憎しみの連鎖を生むだけだ。……お前は、比嘉の所に行って、自分の気持ちを伝えれば良い。障害は全部俺が吹っ飛ばす。問題は無い。俺は、投げた物を標的に当てられると言う超能力者と戦った事があってだな……」



扠武澤の想い出話に五十嵐は笑っていた。


五十嵐は話す。

「思ったんですけど、扠武澤さんの服ってオシャレですね」

扠武澤は話す。

「ん?これか。これは、プレゼントだ」

五十嵐は話す。

「誰からのプレゼントですか?見境さん?一之瀬さん?七里さん?……女友達多いですね……」

扠武澤は話す。

「一之瀬以外は、今日会ったばっかりだ。七里は、タイミングが良ければ、会えたと思うけど。それで、プレゼントだが……何て言ったらいいんだ……。……え〜と、パートナー?から貰ったんだ」

五十嵐は話す。

「パートナー?……ああ、想い出話に出ていたシャドウプリンセスさんですか?」

扠武澤は話す。

「ああ、まあ、プリンセス感は無いけどな。ナイトだよ、あれは」





そして、次の日。




学校では、不良高校もビックリするほど、ガラが悪かった。近所にもクレールの電話が相次いでいたが、先生は電話の電源を切り、扠武澤と五十嵐をどう潰すのかを、対策を取っていた。

電話の電源を切る等の対応に対し、親達は激怒。大抵の生徒は、休みになる大事態。

しかし、比嘉の会社が、金を各家に支払い、一つ一つの生徒の家に社長自ら謝りに行った。

比嘉自身は、先生と同じ所で話していた。

比嘉は話す。

「今度は、貧民層街のカス共を使うわ!私に逆らったらどうなるか、思い知らせてやる!」


校門に二人は立つ。

「さて、比嘉の所に行くぞ」

「……怖い。怖いよ」

「……大丈夫だ」