複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.219 )
- 日時: 2016/02/29 17:41
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
ブライアンは花霞の所に来て逃げる。
「ブライアンさん.....津田さん達は....!」
「あいつ等なら、問題無い」
津田を包んでいた雲の隙間からスライムが出て来る。
「津田さんは、雲を操る者を排除したら、雲が無くなるので、その時を待っていてください」
桐生は機関銃を向けながら話す。
「作戦の範囲外だし、私は、逃げた方が良いね♪移動移動!!」
桐生は雲に乗り何処かへ逃げる。
「……ズバリ桐生が逃げたと言う事はこの戦いは負けるのでしょう!」
「ふ〜ん、それじゃ芽小折は、花霞を追ってね。私は、このスライムと死なない程度で闘うから……!」
「私は、任務を優先しますダテ。……霜月。またな……!」
芽小折はブライアンの方向へ走る。
「私の名前は、ダイラタンシーです。ちゃんとした名前があるんですよ」
ダイラタンシーは人型になり霜月の所へ行く。
ダイラタンシーは腕の部分をそれぞれ二つに伸ばし、鎌を創り上げる。
「忍者の貴方には、死んでもらいましょうか?」
ダイラタンシーは腕である鎌を伸ばし霜月に向かう。
霜月は華麗に鎌を避けダイラタンシーの目の前に行き、兜割りと言う武器で、ダイラタンシーに当てる。
ダイラタンシーの一部が針の様な形状に飛び散り、霜月に向かう。
霜月はすぐに逃げる。
ダイラタンシーの背中から、スライムで出来た翼が現れる。
霜月は忍者刀を取り出しダイラタンシーに向かう。
翼から無数のトゲが現れ霜月に向かう。
霜月は忍者刀でトゲを打ち返す。
霜月は焙烙火矢と呼ばれる爆弾をダイラタンシーに投げる。
ダイラタンシーは、爆弾と思わずトゲで焙烙火矢を刺す。
途端に焙烙火矢は爆発する。
「……死んでないね」
「しかし、効きましたよ。ええ、まあ、これ以上は無駄なので、帰らせて頂きます」
ダイラタンシーは飛び出し帰ろうとする。
「……!逃げちゃうんだ。折角、楽しくなってきたのに!」
芽小折は倒れていた。
花霞達を見つける事までは出来たが、花霞に吹き飛ばされ気絶している。
桐生が傍にいる。
「気絶すると、能力が無くなるから、雲も無くなるんだね」
霜月の目の前には、津田が立っていた。
「お兄さん、死んで?」
「……フッ。俺……いや、俺達は簡単には死なない。何故なら、生きる執念を持っているからだよ」
ダイラタンシーは、芽小折を探していた。
芽小折を殺せば、雲も無くなると考えたからだ。
しかし、タイミングが悪く、ダイラタンシーが芽小折を見つけようと思った瞬間に、芽小折は気絶した。
津田はダイラタンシーをテレパシーで呼び出していない。
「……君みたいな奴がいるから、この世界は血まみれなんだよ。何故、戦うんだ。何故、争うんだ。……何故、秩序を必要としないんだ」
「皆、殺し合いが好きだからよ!」
「日常を崩壊させてまでもか?」
「私にとって、日常は血まみれ」
「成程な。なら貴様は私と同じく死んだ方が良い。我々の理想に相応しくないからな」
「貴方も死ぬ?どう言う事なのかな?馬鹿なのかな?」
「血に汚れているのは、君も私も同じだ。そう言う者に秩序の世界は相応しくないだろ?」