複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.221 )
日時: 2016/03/01 15:21
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

川宮は照山達の後をつけていた。


「まさか、照山さんが本当に裏切るなんてなぁ……。あぁ、悲しいなぁ……」



一方、桐生と芽小折と霜月は、武藤と黒獅子とファントムの元へ帰っていた。

桐生は気絶していた芽小折を運んでいた。

「芽小折って重いね。途中で、ビルから叩き落としたくなったよ♪」

霜月はボロボロになりながら、津田を連れて来ていた。

「こいつが、花霞を奪おうとした敵だよ!しかも、アンドロイドだし!」

武藤はファントムを起こす。

「……どうして、ボクは寝ているんですか。……ボ、ボクの作戦が失敗したんですか?そ、そんなはずは……!」

「大丈夫だ、ファントム。全ては想定内だ。現在、川宮が照山達の尾行をしている。照山達は必ず拠点へ向かう。川宮が照山達にバレなければ、我々は照山達の拠点を知る事が出来、攻撃が何時でも出来る」

「武藤さん。……次の作戦は必ず成功させます。期待してください」

「ああ、参謀役として、我々に指示を与えてくれ。後は、色んな可能性を考えるべきだ。有り得ない事でも有り得てしまうのがこの世界だ。此処は君がいつも戦っていた闘技場では無い。此処は……戦場だ。君の能力は私を越えている。君ならすぐに分かるはずだ」






桐生は霜月に話しかける。

「武藤って何か、変わった気がするね。あんなに面倒見、良かったっけ?」

霜月はクナイで津田を殴っている。

「キャハ♪アンドロイドってこんなに丈夫なんですねー!……武藤さんが変わったのかなんて、一、二回会っただけじゃ分かりませんよ!」

黒獅子の傍に、高速で川宮が辿り着く。

「どうも、川宮ですが、申し上げますっ!……拠点を見つけました」

黒獅子は能力を使い、腕から氷を発生させる。

「さて、第二ラウンドだね……!」







第二十四章 名も無き戦場 完

視点変更

次へ続く