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奏雲は月丘に向かう。

「月丘。……私達は、偽りの秩序により、施設に捕らわれた……」

「ああ、知っているよ。津田から、事情は聞いた」

「私達が、脱走するきっかけは、施設に捕らわれる予定だった少女のおかげ……。私達とは一緒では無かったけど、施設から逃げる事は出来たみたい。でも、今、その少女が、再び偽りの秩序に、捕らわれそう……。私達は、その少女を助けたい……」

「……その事は、津田から聞いている。勿論、少女を救出するよ。そして、奴らを潰す」

文は星空に触れる。

「私達は、星空さんを保護します！」


そして、ブライアン、ダイラタンシー、津田、奏雲は、外に出る。

場所等は、ブライアンのシステムで病院だと分かっている。

道筋は、嘗て、奏雲が勤めていた病院の為、奏雲が案内している。

「ねえ、あの病院に、照山と言う私の大切な者がいる。この組織に誘って良いかな……？」

奏雲は津田の方に顔を向ける。

「俺は問題無いよ。それじゃ、その事を月丘にテレパシーで伝えてみるよ」




ブライアンはシステムを使う。

「……少女を捕えようとしている奴らが、動き出している」

ダイラタンシーは姿をドラゴンに変えて話す。

「そうですか。では、潰しに行きましょう」

「私は、照山を探してから合流する……」

奏雲は照山を探す為、離脱。






一方、姿無き虎は。

「……俺もあいつ等の力になりたい」

月丘は外に出ようとしていた。

「ダメだよ……。今、体調悪いでしょ……」

「草野。……俺は少しでも、役に立ちたいんだ。少しでも、必要とされていたいんだ」

そう言って、月丘は虎の仮面を被り、人間の状態で出ていく。


ジェイコブは草野の方に向かう。

「術虎壁が無い、今とりあえず、何かあると危険だ！戦闘準備！」






そして、見事、彼らの活躍により、少女を救出する事が出来た。






しかし、彼らは、あまりに大きな組織に喧嘩を売ってしまう。






「作戦は簡単です。一人一体倒してください。ボクも、今回は参加します」

「キャハ♪津田みたいに、丈夫な奴がいたら良いな！」

「私は身の危険が感じたら逃げるよ♪」

「我は行くぜよ！気絶から目覚めた我は、怖い者等無いのであーる！」

「なぁ……。俺ってそんなに使えないのかぁ？武藤」

「お前は秘密兵器だ。それ以上でも、それ以下でも無い。頼りにしている」

「武藤って変わったなー！あ〜ひゃひゃひゃひゃ！……照山さんはどうするの？」

「俺の能力で、暗殺部隊にいた事にする。そして、奏雲と星空、花霞を捕えるぞ」