複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.239 )
日時: 2016/03/05 13:24
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

暗殺部隊は、姿無き虎の拠点に向かっていた。

突如、暗殺部隊の目の前にダイラタンシーと草野が現れる。

ダイラタンシーは巨大な腕を創り、暗殺部隊に向けて殴ろうとする。

ファントムがバネの様に飛び、指をダイラタンシーに向ける。

指からは、空気で出来た砲弾が飛び出す。

芽小折と桐生が雲に乗り、空を飛ぼうとする。

そこに、ジェイコブと文が乗る。

芽小折は巨大な雲を広げ、ジェイコブと文を放り出す。

「機関銃でハチの巣にしてあげる♪」

黒獅子と武藤と川宮と霜月は空気の砲弾を避けているダイラタンシーの横を走り、拠点へ向かう。

草野が三人を見て呟く。

「俺は人間だ。俺は人間だ。俺は……人間だ!」

黒獅子がいち早く気付く。

「銃型!モデル機関銃!」

草野は分裂して、大量の寄生虫になる。

川宮と黒獅子と霜月はその場から逃げる。

「俺は……人間!俺は……にんげん!おれ……は……に……んげ……ん!」

武藤はその場に留まる。

「生物兵器か。……俺が殺して楽にさせてやる」



雲の上では、機関銃の銃弾が飛び散っていた。

文は文字をその場で書いて立体的に動かせる。

「……壁!」

壁と書いた文字が浮かび上がり銃弾を防ぐ。


ジェイコブは壁の文字の隙間からハンドガンを撃つ。

芽小折は雲を創り出す。

「大蛇雲!」

細長い大蛇の様な雲が現れ、ジェイコブの方へ向かう。

文は力と言う文字を書いて動かせる。

力と書いた文字はジェイコブに取り付く。

ジェイコブは力で溢れる。

ジェイコブは大蛇雲を抑える。

芽小折は大蛇雲に乗り、ジェイコブに向かって走る。

「オッホホホホ!死ぬのでおじゃる!」

芽小折は雲で出来た斧をジェイコブに向ける。




ファントムはダイラタンシーと闘っていた。

「君、そこを退いてください。これは警告ですよ。まあ、死にたがりなら、別に構いませんけど」

「君の笑顔は天使に似てますね。とても、可憐だが、腹黒い。……実に、偽りの秩序の象徴だ」

ダイラタンシーは腕から、小さなスライムを飛ばす。

小さなスライムは次第にトゲになり、ファントムに襲いかかる。

ファントムは紙のように、薄くなり避け、ダイラタンシーも薄くさせる。

「さて、君の能力も使わせて貰います」

ファントムは腕をスライム状にして、ダイラタンシーを殴る。

「スライムの身体って意外に、気分が良いんですね」





霜月と川宮と黒獅子は拠点の目の前に来ていた。

「氷の壁……?」

黒獅子は、壁を見つめる。

突如、ナイフが霜月を襲う。

ナイフを投げた方向には、照山と奏雲が立っていた。

「照山ちゃん……。本当に裏切るのかい」

「私は、あんた達とは、考えが違ったんだ。……」

霜月は奏雲の所にいた。

「ねえ、死んで?」

「その前に、私は貴方に呪いをかける……」


黒獅子は氷の壁を氷で削り、拠点の中に入る。

其処には、虎がいた。

「虎……?」

「喰い殺す……」

「いや、人間か。まあ良いや!……肉にしてあげるよ!それにしても、奇遇だなー。……あの人と同じ能力だ」