複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.243 )
- 日時: 2016/03/05 17:33
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
寄生虫達は、人間の身体を創る。
「……勝ち目が……無い……」
草野はその場から逃げる。
「まあ、当然だ。では……」
草野はその場で倒れる。
「記憶操作完了だ」
武藤は元の姿に戻る。
「……服が破けたな。新しい服を買わなくては」
一方、ファントムとダイラタンシーは。
「もうすぐ、貴方は消えます。言い残す事はありませんか?」
ファントムはダイラタンシーを燃やしていた。
「……私は今、死ぬ訳には……!」
「ボクを倒せる者はいませんよ」
ダイラタンシーは燃え尽きた。
微量のスライムがダイラタンシーが燃え尽きる様子を見て、拠点へ向かう。
ファントムも拠点へと向かう。
霜月は奏雲を追いかけていた。
「このままじゃ……」
「隙あり!」
霜月に向かってナイフが飛ばされる。
霜月は避ける。
照山がナイフを次々と投げる。
奏雲は即座に歌う。
「動かない、時計の針
私の中の君も動かない
ずっと居てよ私の中の君
私の隣で微笑んで、ずっと居てよ
泣いた時も私の隣で微笑んで
嬉しい時も泣いた時も
時計の振り子動く時自分の傍にいる事嬉しい時……」
暗殺部隊の動きが止まると言う奇跡が起こる。
「何で……!動けない……!」
照山は奏雲のラブソングに驚く。
「……ラ、ラブソング……!」
「……?どうかした?」
ファントムは呟く。
「動かない状態でも使える超能力……はこれですかね」
ファントムはテレポートする。
ファントムは拠点の目の前へ着く。
「邪魔者がいなければ、すぐに此処に来れたんですけどね」
其処には止まった黒獅子と、ボロボロの虎がいた。
「……どうやって此処に来たんだ」
「教える義理はありません。貴方がリーダーですね。奏雲はいましたが、まず、貴方には花霞と星空の居場所を教えて頂きます」
「彼らは、また別の所に逃げている。しかし、此処も安全な場所じゃなくなったか」
ファントムはテレポートで移動して、月丘を殴る。
月丘は牙をファントムに向ける。
ファントムは月丘の目の前にテレポートして腕をスライム状にし、月丘の口の中に入れようとする。
月丘は咄嗟に避ける。しかし、スライム状の腕が剣に変わり、月丘の口の中を斬る。
「……!……まだ俺は……!」
ファントムは月丘をテレポートで何度も殴る。
月丘は何度も起き上がる。
黒獅子はずっと見ていた。
月丘は虎から人間に戻る。
ファントムは虎の仮面を被った月丘を見る。
「君が、先程の者でしたか。ならば、先程殺しておくべきでしたね」
「口の中が……」
「この際ハッキリ言っておきましょうヒーローなんて、居ませんよ。だから、現実をちゃんと見て下さい」
ファントムは笑いながら虎の仮面を脱がす。
「……あ、兄貴か?」
黒獅子の声は部屋の中に大きく響いた。