複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.248 )
日時: 2016/03/08 18:33
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

藍楷とHNRΩとフリューレは貧民層街を歩いていた。

「生キル価値モ無イ沢山ノ廃棄物ガ沢山.....」

フリューレは人間達を見て嘲笑う。

藍楷は繋がっているインターネットで霜月 毬の事を調べていたが、名前占いしか検索に出ず、しょうがないので、色んな人の名前で占い結果を見ている。

HNRΩはスーパーコンピュータで通り過ぎる人間達を何秒で倒せるかを、計算していた。



「此処が、神楽月の拠点……?」

藍楷は首を傾げる。

何故なら、神楽月の拠点と思われし所が、廃墟になっており、活動している様子が見られないからである。

HNRΩは廃墟の中に入る。

「相手は忍者だ。油断できない。……しかし、忍者とは、面倒くさいな」

フリューレはαbsfが用意した、特殊徹甲弾を使用する対物ライフル【KBP OSV-96】を若干遠くから敵に狙撃する予定。


藍楷はライフルの銃弾をフリューレに手渡す係である。



HNRΩは夥しい死体の山を見る。



死体の山の前には壊れかけのアンドロイドがいた。

「……貴方はアンドロイド?」

「ああ、そうだ。この死体の山は何だ」

「霜月 毬とその仲間に殺された者達……」

「その仲間……?」

「霜月一族は皆殺し。霜月一族は皆殺し。殺さないと、妖刀の呪いは続く。殺さないと、殺さないと。殺さないと、殺さないと」

HNRΩはドライブキャノンでアンドロイドの頭を撃ち抜く。


「待っていた。HNRΩ」


HNRΩは右腕を槍状に変化し、現れた忍者の方に向ける。

「……依頼者だな。お前の能力は今、把握した。そして、暗殺の目的も」

「ああ。霜月 毬を殺せば妖刀の力は無くなる」

「妖刀はそんなに恐れる刀なのか?」

「勿論だ。妖刀は人の欲を増幅させ、破壊する。扱えるのは、妖刀に認められた強者か、その妖刀を創り出した霜月一族のみだ」

「その妖刀は何処にあるんだ?……いや、これ以上は面倒だ!話すな!面倒くさいから話すなよ……」

「そう言えば……このアンドロイド。壊れたと思ったんだがな……。君が来た途端に、喋った。心当たりは……」

「無い。ある訳が無い。……消去デリートするぞ?」






一方、フリューレと藍楷は。

「それで、人間との共存とか言ってるんですよ!信じられません……!」

「ソイツは欠陥ヒン.....アナタは正シイ」

「やっぱりそうですよね!」






神楽月の拠点から少し近くのビルで。

「陸田さん……。勝手にこんな事して良いんですか?」

「五十嵐!学校に行くまで遊びまくるぞ!……お前は前を向いて生きるんだ!……ルルディもな!」

「......はい」