複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.253 )
日時: 2016/03/09 17:40
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

突如、陸田が起き上り、叫ぶ。

「ロケットパンチ!」

陸田の腕が高速に発射され、フリューレを殴る。

「ルルディ!逃げろ……」

陸田はもう1つの腕を飛ばし、ルルディを高速で何処かへ飛ばす。


陸田は血まみれになりながら、立ちあがる。

「……うぅ」

陸田は出血する首を見て見ぬふりをしながら、フリューレを見る。

「廃棄物ゴトキが......」

高周波震動マチェットで陸田の腹を刺す。

陸田は笑う。

「……廃棄物……かっ!……フフ。……なら、廃棄物が最新型のアンドロイドに勝つと言う下剋上なんて起こったら……大神は凄く、喜んだんだろうな」


陸田の腕はフリューレの真後ろに移動し、フリューレに張り付く。

そして、爆発する。




陸田は動かない。






フリューレは無傷だった。

「.....廃棄物ハ、足掻イテモ廃棄物」




HNRΩはフリューレの元へ行く。

「……フリューレ。人間は殺しちゃ駄目だ。あの面倒くさい神がお怒りになる」

「....他の奴らハ、ドウデモ良イ。ワタシはルルディを排除デキレばソレで良い。邪魔スル奴ハ、殺スだケ.....」

「なあ、何で、ルルディを排除する事に拘るんだ?……いや、面倒くさいから、話さなくて良い……。もう眠い……」



藍楷は五十嵐に呟く。

「こちらのサイトでは、人間を奴隷にする政策を進めているみたいですね……」


HNRΩは藍楷の元に行く。

「眠い……。帰るぞ」

「そうですか。それでは、五十嵐さん、如何にアンドロイドが偉いか分かりましたよね?アンドロイドは人間を管理するべきだって分かりましたよね?」




藍楷とHNRΩとフリューレは富裕層街の中へ溶け込む。



五十嵐は怯える。

















「光成?……どうしたの?」

「嘉……何でも無いよ……」


その後、陸田はいなくなった。ルルディは五十嵐と七里に嘘を付き、陸田は蒸発したと、説明。

陸田がいなくなった事により、収入が無くなる。その為、ルルディは五十嵐と七里の為にちゃんとした仕事で働く事を決意する。










一方、藍楷とHNRΩとフリューレは。




「此間の忍者の件は、HNRΩ、個人の依頼だから我々が協力する必要は無いわ」

「ああ、一人でやった方が面倒じゃないからな」

「あれ?そう言えば、フリューレさんは?」

「αbsfがメンテナンスをしていたぞ」








「嗚呼、素晴らしき残虐性。これぞ、殺戮マシーンの真骨頂だね。……しかし、ルルディに反応するプログラムが異常だな。……まあ、残虐性をプログラムした影響かな」

「......コンなプログラム.....ワタシには必要?」

「……自我か。……君には最もいらない機能だよ。君は操り人形として、神の裁きに貢献して頑張ってくれれば良い」

「......欠陥品、廃棄物ハ直ぐ二排除.....」




第二十七章 名も無き会社 完

視点変更

次へ続く