複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.257 )
日時: 2016/03/10 11:52
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

コンクリートの塊は霊犀の方へ向かう。

「癸・玄武」

霊犀は腎臓を触る。

霊犀の身体は液状化し、攻撃を無効にして、屋上から飛び降りる。

霊犀の身体は元に戻る。

星宮は霊犀の方を向き、髪の毛を剣の形にする。

剣の形をした髪の毛は霊犀を襲う。

「甲・大歳」

そう言って、肝蔵を触りながら地面を殴る。

星宮は蔦で拘束される。

しかし、星宮は蔦を斬り裂く。

霊犀は攻撃しようとする星宮を説得する。

「これ以上、意味の無い戦いは駄目だよ!.....ね?」

「お前があの幽霊を呼び出したんだろ?」

「.....!違うよ!」

「信用出来ないな」




「お嬢さん達〜!何、遊んでんだよ」

強面の者が騒ぐ。

「此処ら辺は、陸田組の領域だ!子供が遊んで良い所じゃねーんだよ!」


隠れていた朽葉は全力で逃げる。

三國は星宮と霊犀を見つめる。





強面は二人を見る。

「しかし、二人とも可愛いじゃないか。……なあ、今から俺と付き合わないか?悪い様にはしないからよ〜!」

星宮は髪の毛で強面の胴体と首を絞める。

「僕にそんな趣味はない!」

「このままだと、俺の頭が砕け散りそうだ〜。ああ!良い攻撃だよ!最高だよ!」

霊犀は強面に攻撃しようと強面の顎にアッパーを喰らわせる。

「……こいつは僕の獲物だ。勝手な事をするな!」

星宮は強面を投げ飛ばす。


星宮の後ろに、さらに大人数の陸田組の組員が現れる。

「おい、この事、坂本さんに言うか?」

「言う訳無いだろ。坂本さんに言ったら、この女の子達と遊べなくなるじゃないか」



陸田組の組員は、星宮と霊犀に襲いかかる。



星宮は髪の毛を鞭の形状にして、組員を叩く。

逆方向にも、陸田組の組員が現れたので、霊犀は星宮の方へ向かう。

「.....この人数は無理だよ!」

「先に言っておくよ。僕はこの人数でも勝てるよ。何故ならば経験と能力の応用度に歴然とした差があるからだ。別に僕は君に助けを求めていないし、助けられたいなんて思っていない。むしろ、これも、君が仕組んだ事だと思っている」


突如、組員達のバランスが崩れ、転び始める。

朽葉は、霊犀の所へ行く。

「霊犀!逃げよう!」

「え?でも、あの人が.....」

朽葉は黙って、霊犀を連れていく。

「君は優しすぎる……」




組員のバランスは元に戻る。

そして、星宮に一斉に襲いかかろうとする。

星宮は髪の毛を変形させ、大量の小さな鎌を創り上げる。

星宮の周りが、髪の毛の素早い動きにより、誰も近寄れない。

組員の数人が腕を星宮に向ける。

「ミサイル発射!」

腕からミサイルが発射され、星宮の元へ行く。

星宮は髪の毛でミサイルを包み、地面に落下させる。

星宮は自身を髪の毛で包み、身を守る。

爆発音が響く。

星宮はすぐさま、鞭で、まだ立っていた組員達を叩く。

「僕は一人で、戦える。仲間を造る奴、大人数でしか、戦う事が出来ない奴は、仲間がいないと何も出来ない甘ったれた考えを持つ弱者だ」




投げ飛ばされた強面が立ちあがる。星宮は気付かない。

強面の足から、ミサイルが現れる。

「……遊んであげるよ!」

ミサイルが星宮の方へ行く。

星宮は、ミサイルを再び地面に落下させ、身を守る。

星宮は強面を鞭で叩こうと髪の毛の形状を元に戻す。

しかし、辺りは、ガスで充満していた。

「ミサイルの中身は催眠ガス。さあ、眠れ!」

「……こんな攻撃で……僕が」

一方、霊犀と朽葉は。

「やっぱり、行くよ!あの人を助けないと....!」

「見ず知らずの人を助ける理由は無いぞ!それに、暴力団なんて、厄介としか言いようが無いし、怖い。霊犀だって怖いだろ?」

「怖いよ....だけど、目の前のピンチを見逃す事は出来ない。私は……もう、逃げたく無いから.....!」

霊犀は肺を触る。

「辛・白虎」

霊犀は、身体能力を大幅に向上させ、移動速度を速める。


霊犀は強面を殴り飛ばす。

強面は倒れる。

「……どうして、お前が……!」

「助けるのに、理由はいるかな?」