複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.265 )
- 日時: 2016/03/11 12:11
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
ブラウニーはその場から離れ高速で逃げ、エマの銃撃を避け、銃をエマに向かって撃つ。
エマは、舞いながら銃を凝固した血液で防ぐ。
エマは掌から出る血液を鎖の様な物質に凝固させ、ブラウニーをグルグルに巻く。
エマはブラウ二ーの方へ掌を向けてマシンガンのように、撃つ。
ブラウニーは撃たれる。
「今日は、二度も血を見れるなんて.....!」
ブラウニーから、大量に出血する。
ブラウニーはエマの方へ飛ぶ。
「僕の身体の中には、毒があるんだ。もう、そろそろ、僕の身体は毒に支配され死ぬ。解毒剤を飲めば生き残れるけど……手遅れ」
ブラウニーはエマの掌を噛む。
そして、倒れる。
エマの片手は指が無くなっていた。
「指が無くなっちゃったわ....それに、毒が混入している.....イライラするわね。お前は泣き叫んで血を見せれば良いのに!」
エマは小人のブラウニーを足で何度も潰す。
「死ね!死ね!小人でも、血は真っ赤ね.......!でも、そろそろお遊びは終わり。毒が本格的に体の中に入って来るから」
そう言ってエマは片腕を血液で引きちぎる。
「....さすがに、片腕を失うと結構痛いわね.....」
すると、失った片腕の部分から体が再生され、元の片腕に戻る。
メリーさんはその光景を見る。
「ナノマシンは、凄いわ……今度、私も……」
「ナノマシンは人を化け物にさせるわ......メリーは、もう化け物だよ」
「……フフ。そうだね……化け物だね」
その後、薬師寺を呼び、花子さんの所へ向かう。
メリーさんとエマと薬師寺の目の前に花子さんが倒れていた。
トイレの鏡には、血でアンノウンと書かれていた。
「小競り合いが最近多いわね……。警察の犬共のくせに……」
花子さんは、妖怪なので死ぬ事は無い。
花子さんは目覚める。
「畜生!……畜生!」
薬師寺は花子さんにお茶をあげる。
「これで、少しは落ち着くだろう」
「ブラウニーも、アンノウンの仲間かな......?」
「さあ、分からないわね。少なくとも、倒すべき敵と言うのは変わりないわ」
薬師寺は花子さんに質問する。
「誰にやられたか、覚えている?」
「……分からない。記憶が曖昧で……」
「ブラウニーが今日、死にました」
「そうか、残念だ」
「しかし、何故、折角の暗殺部隊を利用しないで、我々小人を……」
「私とファントム以外は、ドライアドの存在は知らせていない。それに、今は戦争をする気分では無い」
「……だからって、我々を使うのは……」
「まずは、ドライアドの人数、能力を把握する事だ。把握出来なければ、組織は崩壊出来ない。そして知る為には、無駄に多い小人を使う方が良い。戦闘能力もそこそこあるから、敵の能力の全てを見る事が出来る」
「……そうですか」
武藤は、結界から脱出時に、大量の小人を連れて来ていた。そして、小人達の体内に、毒を入れる。一日に一回、解毒剤を摂取しないと、毒が体を支配して死ぬ。
さらに、小人達の頭には、小型カメラが付けられていて何時でも、小人の周りの様子が見られる。これにより、小人の不審な動きに反応が出来る。
武藤は小型カメラにより、エマの闘いを見ていた。
そして、現在も、ドライアドを小人の頭についている小型カメラで監視している。