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複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.267 )
- 日時: 2016/03/11 14:03
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
エマは男とブラウニーの死体を処理する。
「メリー。お腹が空いたから、何か食べましょう.....」
「そうだね……」
すると、突如、ブラウニーの身体が動く。
「……何?!」
ブラウニーは腕が変な方向へ曲がり、足が足の役割を失い、ただの肉片と成り下がり、首が首である事を忘れたかのように……体があらぬ方向へ行っている。
まるで、その様子は踊り狂ったかのように見えた。
「……どっかで、見た事があるような……」
「.....私の元片腕も、踊り狂っている....」
一方、薬師寺は、ピアノを弾いていた。
「……腕のリハビリは、順調のようだ。次は脚と行こうか」
此処は、海が見える孤児院。
「薬師寺さん……」
薬師寺に近づくのは、五十嵐 蒼だった。
五十嵐 蒼と薬師寺 百々子は、孤児院の時から友達だった。その後、五十嵐は、お世話になっている『お姉さん』と出会い、孤児院を出る。
「お姉さんは元気?」
「……最近、帰ってないんだよ……。病院に連絡したら、働いている途中にいなくなって、皆で探しているって……。お姉さんどうしたのかな?」
お姉さんとは、照山 蓮嶺である。
「大丈夫だ。お姉さんは口調は荒いけど、優しい人。約束を守ってくれる人だから」
「うん……知っているよ。それじゃ、足のリハビリ手伝って良い?」
「勿論だ」
薬師寺のサイボーグ部分は頭を除く全身。内臓は無く、全て兵器。しかし、薬師寺自身、兵器の使い方が分からないので、使っていない。さらに、失敗作の為、脱走の時は、両足しか動かなかった。そして、その両足も、使い過ぎで壊れる。メンテナンスが出来ない状況の為、その場で立ち止まり、死ぬ事を決意する。
其処に、ドライアドのメンバーが薬師寺を助け、そのまま、入隊。依頼金で、孤児院に行けるまでに回復した。
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