複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.268 )
- 日時: 2016/03/11 15:06
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
エマとメリーは高級中華料理屋で食事をしていた。
ちなみに、此処のオーナーもドライアドに所属している。
「あの、お料理、口に合いましたか?」
「....イライラする」
「はい?」
「エマは気にしないで。この料理はとても、美味しいわ。……それで、アンノウンの動きは?」
「どうやら、小人を使って監視させています」
「今もかしら?」
「いいえ、この個室は蟻一匹入れない程、厳重です。それに、カメラに細工をしました」
オーナーの能力は映像や写真の光景等を変える事が出来る事。
つまり、普通の写真、映像を心霊写真にも出来、別の光景にも出来る能力。この能力で、監視カメラを能力で何も起こっていない光景に変え、窃盗を100件以上起こす。その結果、刑務所送りになった。しかし、この能力がドライアドに買われ、入隊。
武藤が今まで見ていた映像は全て、彼女の能力によりドライアドのメンバーの顔が変更されている。
その為、武藤が映像で施設送りになったエマを見ても、施設に消えたエマとは同一人物とは判断していない。
二人は食事を終え、拠点に戻る。
「新しく依頼が来ていたわ。男の依頼わね……」
エマは嫌な顔をする。
「.....私は男の依頼は受けたくない.....イライラの種がまた増える....!」
一方、花子さんは。
「言葉と言う武器が、私の心を貫く」
花子さんの周りに、悪口が通り過ぎる。
「……今日こそ、花子さんは出てくれるかな……」
そう言って、一人の少年が女子トイレの中に入る。
ちなみに、花子さんが居る所は、廃墟した学校である。なので、少年が入っても罪にはならない。
彼の名前は健二。花子さんが現れるのを期待している少年。とは言っても、霊感が無いので、花子さんの事は見えない。
「アーメン ソーメン 冷ソーメン。アーメン ソーメン 冷ソーメン」
花子さんを呼び出す言葉なのか、健二少年はひたすら、呪文に似た言葉を吐いている。
花子さんは笑う。
「私は……此処にいるのに。人間は本当に馬鹿だね」