複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.29 )
日時: 2016/12/15 15:59
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

第四章 名も無き修羅

私の名前は、大神 将馬 (おおがみ しょうま) 40歳だ。

違法にサイボーグ手術を行っている医者であり、現役の暗殺者であり、私は高校の校長だ。そして私は今ある者達を呼び集合場所である私の家で待っている。

とある者の内の一人はもう来ていた。

「それで、その右腕は?白咲」

白咲は話す。

「ええ、少し、戦闘を楽しみすぎちゃいましたね。今度から気をつけないと……」

その時、土田と言う男が家に上がり込み話す。

「あ、ちわ〜す。価値観を押し付ける戦闘バカの白咲さん。お久しぶりで〜す。ガム食べます?」

白咲は話す。

「結構……。自分を痛めつける事が大好きの変態で、機械丸出しの変体の土田君のガムなんて食べる気もしないよ」

彼らの名前は、白咲 千秋。そして、土田 桃李。

いずれも、私の手によって違法サイボーグになった、この世界の希望だ。

「さて、白咲、土田。君達に折り入って話がある」

土田は話す。

「話って?あ、もしかして、俺達と遊園地で遊ぶとか〜?最高ッスね〜!何時にしますか〜?」

私は話す。

「ああ、遊ぶよ。でも、遊園地の様な生ぬるいモノじゃない。遊ぶ相手は警察」

土田は喋る。

「これはまた、スケールが大きい話ですね〜。大神さん。身の程を知ったらどうです?俺達三人でどうにかなる問題じゃないですよ?警察を相手にしたら、警察が騒ぎたてて、今度は国も相手にする事にも繋がっちゃいますよ〜!面白そうだけど」

白咲も話す。

「何か作戦は?」

私は話す。

「仲間は三人だけじゃない。私が立ち上げた組織、ノーエスパーを利用する」

白咲は質問した。

「ノーエスパー?何ですかね、それは?」

私は説明する。

「超能力を持っていないが為に、差別をされてきたサイボーグになる資金、勇気さえ無い自分の身が可愛い弱者達だ。ノーエスパーは世界中に存在している。彼らはこの国の中でも25%もいる。この国程度なら、革命には十分過ぎる数値だ……そして、首謀者は我々だ」

白咲は話す。

「テロリストにでもなったつもりですかね?まあ、僕は楽しめれば何でも構いませんけどね」

土田は話す。

「白咲さんに同じく賛同しますわ。革命って良い言葉ですね〜アヒャハハ!!でも、警察を攻める目的は何ですかー?」

「警察の組織が崩壊すれば、この国は治安が急激に悪くなるだろう。そして、混沌に満ちた国が完成する。いずれ、この国だけでは無く他にも生まれ育ちとか、身分とかが関係無くなる、強い奴が偉いと言うルールだけがある素晴らしい国が次々と生まれ、いずれ私の理想なる世界になる。これが、警察を攻める目的だ!

混沌の世を創り上げ、身分を力だけの世界にするんだ!」

白咲は話す。

「まあ、気合い入れているのは分かりますけど、僕、右手をサイボーグ手術させてもらいませんかね?金はちゃんと払うので」

土田が、突如話す。

「俺は理想とか革命とかどうでもいいんですよ〜。二人共、俺の金の為に死んでください!アヒャヒャ……!」

突如、壁から何者かが突き破って来た。

「俺の名は、黒獅子 伊岳!警察の組織の中の暗殺部隊に所属している者だぁ!そして、氷の力を手に入れている俺によってお前らクズ共を抹殺する強者だ!あーひゃひゃひゃひゃ!!!」

白咲が話す。

「状況がいまいち飲み込めないんだけど……土田君。あなたは、僕達を裏切ったの?それはそれで、面白くなってきたけど。大神さんは、土田を頼みます。僕は、そこの暗殺部隊さんをあの世行きさせちゃうから……」

土田は答える。

「俺は、お前らの事なんて〜仲間と思った事無いんでー、裏切りとか言われても言いがかりっすよ。それじゃ、大神さ〜ん!俺と遊びましょうよ?」

私は話す。

「警察!?ちょ、ちょっと待て!どう言う事だ?土田が我々を裏切ったのか?しかも、私が嫌う警察側に?!まさか、土田が、金で動かされる様な甘い男だったのか?金で警察の犬になってしまうのか?……土田!私の恩を忘れたのか?!貴様の脳髄を救ったのは誰だと思っている!う、嘘だと言ってくれないか?!」

黒獅子は話す。

「大神さんは戸惑っているね〜。面白っ!さて、開戦だな〜。なあ、千秋ちゃん。……来いよ……遊ぼッ?」