複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.298 )
日時: 2016/03/16 17:55
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「姫哭。……お前は終わりだ。復讐が果たせなくて残念だったな」

坂本は姫哭に銃を向ける。

「やっぱり.....あいつに.....っさよなら......言っておけば良かったかな」

「我が完璧なる秩序の為に死ね」






「.....扠武澤?」








「俺はお前を殺す気は無い。だが救う気も無い」

扠武澤は銃を坂本の背中に付ける。

「……お前が銃を使う時が来るとはな」

扠武澤は後ろから坂本の首を絞める。

「どんな行動を取ると思ったが、この程度かー」

扠武澤は銃口を目に向ける。

「お前がアンドロイドと言う事は知っている。なら、鉄球が効かない程、体は硬いはずだ。しかし、目だけは人間と同じようにしないといけないからな」

扠武澤は片手で首で絞め、呼吸困難で坂本は気絶する。

「……アンドロイドでも、呼吸はするのか?」

姫哭は立ち上がる。

「.....扠武澤」

「……俺はお前を守る。だが、俺は弱者だ。逆に守られる事もあるが、もう迷わない」

「.....私は前を進むだけ。例え、間違っていても。もう、決断した事は変える気は無い。私は復讐を実行する」

「ああ……。姫哭の考えに如何こう言うつもりは無い。ただ、憎しみは心の中に留める事が必要だ……必要なのは更生と慈悲だ」









「ねえ!何で、扠武澤と一緒に行っちゃ駄目なの?私だって、姫哭と話したいのに!」

星宮が霊犀を止める。

「場の空気が台無しになる。さすがに、此処の空気は読んで欲しい……」




朽葉は気合いを入れる。

「よし、何か寄り道したけど、この二人の正体を見つけよう」

花霞達が写っている写真を見る。







一方、白咲と白夜は。

「頑張れ☆ 宵闇のお方☆」


「以前より、強くなっているね。途轍もなく」

「……見える。攻撃が……見えている」

白咲は白樺と闘っていた。


近くにいた死神が笑う。

「運命は今日も巡り合わせだね〜!」









第三十一章 名も無き旃蒙 完

視点変更

次へ続く