複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.305 )
日時: 2016/03/17 17:26
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

安藤の能力は、影の中に潜って隠れられたり、影から影へと移動できたり、影の中に引きずり込んだりできる事。

さらに、影の中に空間を創りだす事が出来る。

その空間の中に安藤とナナシがいた。

空間の中の状態は、とても広く、まるで世界の様だった。また、色や形が絶えず変わっていた。まるで、影とは程遠い、虹色の景色が目の前に広がっていた。

「どうッスか!……綺麗ッスよね」

「ええ……。でも、どうしてこんな色をしているの?」

「……オレが創りあげた理想的な空間だからッスよ。この空間こそ、俺そのモノッス!さて、無駄話もこれくらいにして……」

安藤は上に飛び、ある人物を影の中に引きづり込む。

「オレの友達の、矢城さんです」

矢城は拘束されていた状態で、影の中に入る。

安藤は矢城を拘束していたモノを外す。

「安藤君。久しぶりじゃないか。黒獅子君は元気かな?」

安藤は暗殺部隊に所属している黒獅子とも、情報屋として極秘に関係があった。

「黒獅子の旦那は、相変わらず、兄貴の行方を追いかけているッスよ!」

「そうか。……さて、わざわざ、僕を呼んだのは何故だ」

「この少女のチョーカーの存在を消して欲しいッス!……お代はキッチリ支払うッス!」


「……お願い。私を解放させて」

「お嬢さんの願いを断る理由は無い。喜んで協力する」

矢城はチョーカーの存在を消す。

ナナシはチョーカーがあった位置から、必死に逃げる。

「チョーカーは、生物兵器から離れたら爆発する仕組みになっているわ……」

「便利なチョーカーッスね。オレ達も離れましょう」