複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.31 )
日時: 2016/12/15 16:22
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

土田は話す。

「いや〜大神さんの家って大きいですよね〜。俺もこんな一軒家憧れますわ〜!」

私の足はサイボーグで出来ている。自分でサイボーグに改造している。私は土田に向けて話す。

「何故、お前は警察と手を組んだ。黒獅子は、裏社会でも有名だった警察の暗殺部隊の一人。まあ今はもうメンバーが二人しかいないと聞くが……」

土田は話す。

「さあ?俺、そう言うの分からないんで!俺はただ、あんた等を警察に売り飛ばせば金が貰えるから売り飛ばしただけっすよ。でも、あんた等を殺そうとしている警察は黒獅子さん一人ですよ。どうやら、警察のお偉い方は、人間が造ったアンドロイド、H—3とかで騒いでましたから〜。さあ、かくれんぼしましょうよ〜!」

土田は、笑いながら部屋を出て行った。私は追いかける。

黒獅子と白咲は、両者見つめ合い、攻撃するチャンスを探っている。

黒獅子が、急に話す。

「お〜い。千秋ちゃんってさ〜、卯敷って奴知ってる?」

白咲は笑いながら話す。

「さあ?殺した相手なんていちいち覚えていないよ……?」

黒獅子は話す。

「卯敷は俺と同じ暗殺部隊の一員なんだよ〜。覚えといてね〜!俺さー。運、良いんだよね。だってさ、人間に造られたアンドロイドと処分目的で戦ったんだけどさ。その最中に〜全身に火傷とアザだらけの行方不明だった卯敷君が埋められていたからさ〜。ひゃひゃひゃ!!卯敷殺したのお前だろ?仇打ちとらせてもらうよ〜?」

突如、両腕のアームカバーから氷が出てきてブレード状のアーム武器の形状の氷になった。

白咲は話す。

「超能力者ですか……。しかも、氷の使い手。炎より強い能力だね。明らかに自分より強い。あ〜ワクワクするな〜。久々だよ。卯敷君よりも楽しめそうで何より……」

白咲は、両脚から火を出す。

黒獅子は、白咲に向かってアームについている剣型の武器で攻撃しようとする。

黒獅子は話す。

「ヒャハハハ!これで、首元切り裂いてやる!」

白咲は話す。

「火炎噴射!」

白咲は足の裏を黒獅子に向け、火炎を噴射する。

黒獅子は咄嗟に避け、両腕の武器の形が変わり、突如氷の形が銃型になる。

「氷の礫で撃たれた事はあるかい?」

黒獅子は、白咲に向けて乱射する。家中の壁が穴だらけになってしまう。

白咲は話す。

「あ〜あ、弁償ですねこれ。けど僕に当たらないんじゃ意味無いよ?」

白咲は右足を振りおろす。大きな火炎が黒獅子を襲う。

「盾型。アイスウォール!」

巨大な氷の壁が火炎から守っている。

白咲は話す。

「前が見えませんね。それだと……」

白咲は火を出したまま、氷の壁に向かって飛び蹴りを放つ。氷の壁は崩れる。

黒獅子は両腕を前に出しながら話す。

「氷霧型。アイスフォッグ」

途端に両腕から、細かい氷の粒が腕の方向へ放ち始める。腕の方向は、白咲に向いていた。

白咲はまともにその攻撃を受けてしまい、倒れる。

白咲は立ち上がり話す。

「さすが暗殺部隊に所属しているだけあるね。フフフ……これ程強いのが警察にいるとは……」

黒獅子は話す。

「君、大丈夫かなぁ?そんなに俺と話している余裕あるのか〜!右腕も使えない状態だし……さあ、ここらで逮捕されない?殺されるよりマシだと思うけどな〜。てか、逮捕されないと、元々二人しかいなかった組織が、卯敷が死んだせいで俺一人になって暗殺部隊が無くなっちゃう危機なんだから、手柄上げないと俺、警察を強制的に辞めさせられるんだよ!だからっ!捕まってちょーだい!ヒャハハハ!!!!」

再び、黒獅子は氷霧型になり、白咲に向けて細かい氷の粒を放つ。

白咲はテーブルで身を隠す。

「テーブルが、氷霧から守ってくれるから対策は出来たが、此処からどうするか……」

黒獅子は、呟く。

「右手、氷霧型。左手、銃型」

左手から撃たれた氷の礫は、テーブルを突き抜け白咲の肩に当たる。

白咲は倒れこむ。黒獅子は攻撃の手を止める。

黒獅子は話す。

「おとなしく、捕まってね〜。テロリストさんよ〜。これで、暗殺部隊は存続出来るっ!ヒャハハハ!」

白咲は突然、起き上がり素手で黒獅子の顎にアッパーを喰らわせる。

バゴーン。顎を殴る鈍い音が響き渡る。

白咲は喋る。

「超能力等に頼ると、元々の戦闘力が衰える……。覚えておきな、暗殺部隊さん♪」

黒獅子は、腕を銃型に変えて白咲に向ける。

「効くな〜。君のアッパー。喰らったの初めてかも……。だけど、俺はそんなパンチでやられるほど俺の身体は衰えてねーよ!貴様を逮捕する!ヒャハハハ!一ミリでも動いてみろ!氷の礫がお前の頭を貫くぜ!」

時を少し戻して、大神と土田は。