複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.314 )
- 日時: 2016/03/19 17:36
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
嘗て、王が王になったばかりの時、王の側近として活躍していたのがルメール・ハヴィリアだった。その為、彼女は有名人だった。
この時の彼女は智天使と呼ばれており、また生まれた時から目を合わせた者全てを洗脳する能力を持っており支配していた。
しかし、ある時彼女は、この世界からの離脱を決意し王の所へと向かう。
「君は七つの大罪の一つ『色欲の罪』に等しい能力を持っているんだ。素晴らしい能力じゃないか!君は智天使と呼ばれる天使の資格を持っているよ。その地位を捨ててまで弱者の世界に行く理由が無いだろ?私には君が必要なんだ」
彼女の洗脳は、常に発動している。また、彼女の能力は思い通りにする事では無く、虜にする事である。
「この世界は、わたくしにとってあまりにも単純すぎたのですわ……。わたくしの能力に対抗出来る者がおりませんもの……」
「成程、成程。でも、それは強者の証じゃないか。君は堕天使になる必要は無いんだ。本当に七つの罪源である大罪になる必要は無い」
直、王も洗脳されている。
「君と『暴食の罪』に等しい能力を持つクメーラ君。他にもいるけど、面倒だから良いや。……君達七人がいるから、此処に私が居るのではないかね!」
「わたくしは、今まで自分を甘やかしすぎたのですわ……!わたくしは、良い天使に等しい存在で、この世界に必要なのは確かですわね。でも……わたくしには、もっと大切なモノが人間の世界にはあると思っているのですわ!」
ルメールは自己愛が強かった。
自分の考えた事が最優先されるべきと考え、行動している。
この行為も、最優先されるべきと考えた為、王の所へ、向かい話す事を決めた。
王がこの事を許可するかどうかは分からず、必ず人間の世界へ行けるとは限らない。だが、ルメールは絶対に結界を破り人間の世界に行けるだろうと言う根拠が無い自信に満ち溢れていた。
ルメールは黒レースの日傘を持ち誰からの意見を聞かず、結界を洗脳されたモンスターに破ってもらい人間の世界へ行く。
この時は、結界を守っているオベルムントは別の所にいた。
そして富裕層街にルメールは、いた。
「はじめまして、皆様方! わたくしルメール・ハヴィリアというものです!」