複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.325 )
- 日時: 2016/03/23 15:15
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
千菊姫は未来を見る。
幾つもの重なった未来が映し出され、予知をする事が出来ない。
目の前のアンドロイドが、突如映し出され、千菊姫の方に向かっている。
「お前は、この世界をどう思っている?」
「妾は……」
「この世界を変えたいか?だが、革命なんぞで変わる世界等、脆いモノよ。また、別の者が革命後の世界に不満を持ち世界は何度も変わってしまう。
では、この世界を終わらせたいか?だが終わっても、世界はまた、始まってしまう。今回の例で良く分かっただろ?
この世界を滅ぼしても、滅ぶのは人類。世界自体は滅ばない。
ならば……世界を無かった事にすれば良い。
ある日、世界は無くなった。ある者によって…
ある日、宇宙は無くなった。ある者によって…
ある日、全てが無くなった。ある者によって…」
千菊姫は正常に戻る。
「ほらほら、今、千菊姫様は話せる状況じゃないんでーす!」
「……!お主、何者じゃ!普通ではないの〜!」
アンドロイドは千菊姫を無の表情で見る。
「私は名も無きアンドロイド。どう言う事か、私の知能は、通常のアンドロイド、人工知能、スーパーコンピュータよりも優れていてね」
「そうか、お主には聞きたい事が山ほど出て来たの〜。妾の世界に来るが良い」
「ええ!?良いんですか?」
「このカラクリ人形は、世界の秘密を知っておる」
「残念だが、私は此処でやる事がある……」
千菊姫は妖術でアンドロイドを止める。
「妾の言う事は絶対じゃ。妾の望みは全て叶わなくてはならないのじゃ。妾は絶対にお主を連れていくのじゃ!」
千菊姫は妖術で、アンドロイド達をワープさせる。
千菊姫達は大きな城みたいな所に着く。
「ほほっ!広いじゃろ〜!妾の家は!」
「私、もっと観光楽しみたかったな〜!」
千菊姫はアンドロイドにの方を向き、強力な妖術を使いアンドロイドの動きを封じる。
「妾の能力である未来予知を知ったであろう。ならば、お主の能力を教えるのじゃ!……世界を無くす能力を知りたいのじゃ!」
「世界を無くす?」
「お主は、未来で……世界を無くしておる」
「ええ〜!?まさか、千菊姫様が未来で見ていた……時越えの破壊者と言うのが……☆」
「何だ、その中二病みたいな異名は……。まあ良い。能力を教える。私の能力は……ユートピアだ」
「ユートピア?理想郷の事じゃの……」
「つまり、叶えたい夢を叶えさせる事が出来るんだ。まあ、勿論……」
「……そんな能力が……?それなら、妾の望みがいくらでも……!」
妖術が強くなり、アンドロイドは身動きが取れず、痛みさえ感じている。
「妾の望みを全て叶えろ!妾の言う事は絶対じゃ!」