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重なっている未来たちが争い、世界の方向を決めている。


「もう、未来等見たくないのじゃ！……嫌じゃ！」



すると、一つの未来が千菊姫に映像を見せる。


「……これが、結末かの……？」



千菊姫は正常に戻る。


「大丈夫ですかー！」



「だ、大丈夫じゃ。……それより、あのカラクリ人形は何処に行ったのじゃ！」


「さあ？分かりませんよ。そんな事☆」


「追えば良かろう！何故、追わなかったのじゃ！」

「……千菊姫様を置いて何処かにはいけませんよ。だって、私は、千菊姫様の召使いですから」

「音子……」


「ええ、決して、追いかけるのが面倒とかじゃありませんからね……！」





千菊姫と雛田はアンドロイドを追いかける為人間の世界へ再び行く事を決意したのだった。