複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.330 )
日時: 2016/03/24 10:02
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「懐かしいの〜。この国の富裕層街は!」

雛田と千菊姫は富裕層街で買い物を楽しんでいた。

「案外、この国でも、楽しめるんですね!」

「目的は、あのアンドロイドを探す事じゃ。分かっておるじゃろ?」

「はい!勿論ですよ!www」


雛田はこの富裕層街で名物の『名も無き饅頭』と言うお土産を千菊姫から見えない位置に隠す。

千菊姫は店頭に並べられていたテレビの画面を見る。


「違法サイボーグ手術の疑いで指名手配中の白咲 千秋容疑者。土田 桃李容疑者は現在も逃亡中です。また、葛城 充一容疑者も脱獄の容疑で逃亡中です。何か、知っている事等があれば、警察に連絡を……。続いてのニュースです。幽霊屋敷と呼ばれていた空き家を所持していた方が、ついに、売るそうです。


「え〜こちら現場の原田です。地元で有名だった幽霊屋敷。最近まで入った者は、右目を引き抜かれ、死ぬまで精神が崩壊していて、陰陽師さえも、呪いを消し去る事も成仏も出来なかったと言われる程の屋敷でした」

「原田さん。今は入っても良いんですか?」

「いや……火事以降は警察以外誰も入ってません。しかし、屋敷に入っても警察は右目が取られていませんので、呪いは無くなったモノと見られています」


「でも、この火事には疑問が幾つも残っています。火事の原因は、未だ警察が未公開ですが……」




千菊姫は雛田に向かって話す。


「どう思うかの?幽霊屋敷」

「オカルトの類だと思いますよ。幽霊だし。まあ、火事の原因を発表しないのは、可笑しいですけど……☆」

「まあ、妾には関係ない事じゃな。アンドロイドを訪ねて三千里と言うのも嫌じゃ。妖術を使うぞ!」


「最初からそうすれば……」


「……その前に、妾の個人的な望みがあるのじゃが」

「面倒ですね……。私、この饅頭持つの限界で、食べたいんですけど!」

「知らんわ!行くぞ!」

妖術で二人は何処かに行く。




「望田!……覚悟!」

「やあ、千菊姫か。……!」

千菊姫は妖術を使い、望田を封じる。

「……あ、あの人って……内閣総理大臣じゃ!」

「さあ、妾の願いを叶えるのじゃ」


「……分かりました。貴方に弱みを握られてから、生きた心地はしませんでしたからね。……貴方の望みは叶えます」


「望みって?」

「王と……戦争じゃ。そして、閉ざされた世界を崩壊させるのじゃ!」





望田もちだ内閣総理大臣は独り言をつぶやく。

「……そう言えば、最近、警察の方で、暗殺部隊と言う組織が構成されたそうだな……。こいつ等と、猫又達を利用すれば……クックック」