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星空と花霞とモルドは、ブライアンを起こす。

「特に異常は無いです」

「モルド……。もうすぐ、津田が言っていたアンドロイドが来るんじゃないか？」

「そうですね。準備しておきましょう」

「......私は......どうしたら」

花霞が部屋の隅に座る。

モルドは花霞の方へ行く。

「私は花霞さんと、お話してきます。アンドロイドの方は、星空さんとブライアンさんで対応してください」

「ああ、分かった。ブライアン、さっきはすまなかったな」

「良いんだよ。……悪いのは、偽りの秩序だ」







扉をノックする音が聞こえる。





一方、花霞とモルドは。







「どうしたんですか？何が貴方を苦しめているんですか？」

花霞は、自身に起こった事を説明する。



「....私が生きている限り、和人は幸せにはなれない....」


「和人さんは、そんなに弱い方なのですか？」

「.....え？」

「和人さんは、例え疑問を持っていても、何かに追われても、貴方と一緒に行動し、信じる事を選択しました。十分、強いお方です。そんなお方が、貴方が生きているだけで、幸せになれない男性には到底思えません。

そして、貴方も強いお方です。

自分が自身の事や、大好きな人の事を信じてあげなくてどうするんですか？」