複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.336 )
日時: 2016/03/25 10:04
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「私は.....彼と逃避行を永遠に?」

「いいえ……逃避行を終わらせるんです。逃げるのは無く、戦うんです。日常を取り戻す為に」



花霞は震える。

「出来るかな.....?」

「私は無利益な争いは嫌いですが、明日も笑っていられる日常を取り戻す為……傷付く者がいない世界に変えるんです」







「それにしても、三國さんと朽葉さんは今は何をしているんでしょうか」

「.....蓮と涼太は、きっと忘れているよ」

「愛は偉大ですよ?いい加減な争いで生まれた兵器よりも、よっぽど……」



モルドは立ち上がる。

「私、アンドロイドなんです。星空さんと同じ、人間によって造られた」

「そ、そうなんですか?笑ったりしていたから、全然気が付きませんでした.....」




モルドは花霞に昔の話をした。



「菱刈博士。これでええのかい?」

「ああ、問題無い。しかし、俺としては、あのアルベルトがいる同盟国の施設で働きたかったな……」


「まあ、お前の実力じゃそんなもんじゃろ!」

「……コンピュータに移植出来れば、もっと、素晴らしいアイディアが思いつくんだけどな」

「ほな、行くで〜!」

「おい、何で翻訳機が、方言になっているんだ?」

「ワイ、この方言好っきゃねん。めっちゃ好っきゃねん〜」

「……如何でも良い」





その後、菱刈博士が挑戦するも、経験が浅すぎたのか、失敗を繰り返し、クビにされる。星空 三月が彼によって創りだされるのは先の話だった。



そして、一人の科学者がアンドロイドを創り上げる事になった。

「ほな、ワイの名前は、クルーンいいまんねん」



「……翻訳機は外していい。私はこの国の言葉は理解しているからね……この国が腐っている事も」




そして製作者はモルド・ホワイトハートを創り上げる。


「ロリコンにはたまらないでしょうな。と言うか、上層部の奴らがロリコンじゃ……怖っ!」


「……私は、人間の摂理。いや、社会の摂理に逆らってしまった。……私はもう、人である理由は無いな」

「はい?」

製作者はクルーンを殴り、気絶させる。

「モルド・ホワイトハート。君の手は汚さないよ。この世界は、腐敗し、もう助からない。君だけでも、美しくあって欲しい」

モルドは起動し、初めて見る世界に困惑する。


製作者は持っていたリュック等をモルドに渡す。

「必要な情報は頭の中に全て入っている。私と共に、月丘 幻虎と言う人物に会いにいくんだ」







モルドはさらに話を続けようとした時。星空がモルドの所に行く。



「……アンドロイドが、ブライアンと外で二人で話したっきり、戻って来ない。追うべきでは?」

「分かりました。花霞さんは此処で待っててください」

「私も.....行きます」