複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.338 )
- 日時: 2016/03/25 12:44
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
月丘達は津田とブライアンを運び、姿無き虎の拠点へ向かう途中、星空と花霞とモルドと出会う。
「とりあえず、拠点に運びましょう」
月丘達は拠点へ行った。
「……仲間を襲ったのは……神と呼ばれるアンドロイドが関係しているらしい」
「暗殺部隊で、一度だけ聞いた事がある。……神と呼ばれるアンドロイドが起こす神の裁きを知らせる為に、その側近が、警視総監に大怪我を負わせ、私が勤務している警察病院に入院したと言う事を」
「......暗殺部隊?どう言う事ですか?」
「蓮嶺は、偽りの秩序に騙されて、暗殺部隊と言う組織に入隊したの……。だから、私が目を覚まさせたのよ……」
「何か、問題が多いですね。文さんとジェイコブさんの救出。ダイラタンシーさんの安否確認。津田さんが破壊され、修復不可と言う事。ブライアンさんが、何をしても起きない事」
「何で、そんなに争いたがるんでしょうか?理解に苦しみます」
「他の仲間と連絡を取って、集結しないといけないかもしれない……。でも、俺達で出来るのかな……」
月丘は倒れる。
「僕達はいち早く、混沌の根源を消し去らないといけないみたいだ……」
星空は黙り、花霞の方を向く。
月丘を運ぶ奏雲と照山が星空の方を不思議そうに見つめる。
「どうかしたのか……?」
「……僕は、約束をしているんです。ちょうど、高校生の彼女と……帰って来る事を」
「……!そうだったの?」
「僕は、帰って来ないといけないんです。生きなきゃいけないんです。だけど、仲間を放っていけません……」
モルドは花霞と星空を近くに引き寄せる。
「貴方達が争う必要は無いです。早く……日常に戻って下さい。……血に塗れるのは私達だけで十分です。星空さん、花霞さんを連れて……当たり前の日常に帰って下さい」
「分かっている……。だけど、僕は、無残に殺された友を見捨てて、幸せになろうとは思っていない」
「私は.....和人に....逢いたいけど。私は似非.....似非なのよ」