複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.339 )
日時: 2016/03/25 17:32
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

一方、草野は一人貧民層街の中を逃げていた。

「……坂本……何やってんだよ」

坂本は堂宮を殺していた。

「……私に殺されて敬え、草野」

坂本は殺虫剤を草野にばら撒く。

「うわわあああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

草野は体を溶かしながら逃げる。

坂本の隣で死んでいた堂宮の身体から魂が現れ、人間の形になる。

「……ぁ……が……」

坂本は幽霊を連れて何処かへ消える。










一方、姿無き虎は。

「まずは……文とジェイコブを救出する。ただ、何処にいるのかは、分からない。ゆえに、取引を行う」

「取引だと?」

「警視総監を誘拐する……成功する確率は低い。だが、何もしなくても、暗殺部隊は我々の所をいずれ気付くはず……。なら、やられる前やるしかない。花霞さんと星空さんは……それぞれの所へ戻ってくれ」




「いずれ、何処かで会いましょう」

「.......」


星空は花霞を連れて行く。


「あれで……良かったのですか?」

「……彼らを認めてくれる人がいるなら……良いんだよ」

照山は一枚の写真を見る。

「蒼……すまない。傍にいなくて……。でも、私は、元暗殺部隊として……あの組織を崩壊させないと……。彼らのような犬を……これ以上出さない為にも!」



一方、モルドは……。











「坂本……」

坂本から妖刀と同じような禍々しいオーラが放たれている。


「プログラムに……異常が……!



さあ、私を敬え。

生者共。




幽霊は、特定のパワースポットに行けば、霊力が強くなれるそうだ。見えないか?幽霊達が……自殺名所でありパワースポットである、名も無き崖に向かっている事を。

そして、私のように強くなれるんだ……。

神と呼ばれるアンドロイドもその類だよ……。

……さて、人間の君を殺して幽霊になってもらうよ!」



「私は人間ではありません」


「君は人間だ。幼女……いや、少女の幽霊なんて……舌でも切り落としてあげたいね…………コープスゥゥ!!!」

坂本は鋏を持ち、モルドの舌を切ろうとする。

「はぁ?見た目で判断してんじゃねーよロリコン野郎め!」


「……うぇァ!?」

モルドは金属製の伸び縮み棒をリュックサックの手の届くポケットから取り出し、坂本の頬の方に思いっきり振る。

伸び縮み棒は伸び、坂本の頬に当たり、吹き飛ばされる。


「さあ、何処を切ってあげようか。目か、頭か、腹ワタか……!幼女の幽霊なんて、素晴らしい!妹にしてあげたいよ〜!」


「気持ち悪いんだよ!ロリコン野郎!あの世でブツブツ唱えてろ!と言うか、お前アンドロイドだろうが!幽霊とか語ってんじゃねーよ!」


「キャラ崩壊っ!」

「怒ると口調が変わるだけだよ!直ぐに、キャラ崩壊、キャラ崩壊ってうるさいんだよ!」


モルドは坂本をボコボコにする。




「本気で殴れば殺す事も可能ですが、製作者から殺すことは禁止されているので、絶対に殺しません」