複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.355 )
日時: 2016/03/28 19:07
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

伊達は剣先を時雨に向け、刺そうとする。


「……グッ!貴様……」

「殺す気が無い奴が、剣を振り回すとは、この国も平和ボケしすぎだ……。お前に、大災害と言う異名は荷が重い……」


「有理……なの?」



血まみれの火野は持っていたナイフを伊達の腹に刺す。

「害虫が!一丁前にガタガタ騒ぐなよ。駆除開始だ!」


火野はナイフを投げ、伊達のおでこに投げる。

伊達はナイフを避ける。

「ナイフを失ったお前は、手も足も出ない〜!!!!」

伊達は妖術を使い、火野の動きを封じる。

「さあ……殺戮ショーを始めようか!」

火野は腕を伊達の方に振る。

「お前は俺の能力を熟知するべきだな。俺は骨格自体を変えられるんだ」

火野は腕の骨格を変え、指を伸ばし、鋭利な刃に十本ある指から変化する。

「……ぐあああああ!骨格を変えるのも、体の傷もかなり痛いが……慣れたモノよ」

そう言って、火野は天井を刺し、指を縮ませる。

そして、火野は指をゆっくり、元に戻し、伊達とは別の方向へ着地する。

伊達は即座に、時雨を人質にとる。

「……この小娘を死なせたく無かったら、大人しく駆除されろ!」

「有理……!助けて……!」


「……」

火野は無言で伊達を見つめていた。


「殺せるのか。お前ごときに」

「ハァァァァァァァァ??????何言ってんだよ!俺は、総理大臣の側近だ!!!俺は偉いんだぞ!税金でギャーギャー喚いている国民よりもだ!そして、俺は強い!!……俺は……強くて、偉い。つまり、最強なんだよ!」

「……くだらない持論を犯罪者に話してもしょうがないだろ。お前は、最強でも、カタストロフでも、独眼竜でも無い。ただの権力だけが一丁前の馬鹿だ」