複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.360 )
- 日時: 2016/03/29 20:10
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「どうも……広川です。未確認生命体なので、体がモンスターみたいになっちゃいますけど、宜しくです!」
「私の名前はフローラ=クレッシェンド=アンサンブル。私のことはフローラって呼んで」
「私の名は、照山 蓮嶺」
「奏雲 梨琉……」
「月丘だ。今回の作戦では、弱い俺がいても、足手纏いだと思う……。だから、俺は……敵が現れた時……説得してみせる」
フローラは、威勢良く、月丘の元へ駆け寄り話す。
「リーダーが話す台詞じゃないわね。貴方が本当にリーダーなんだ。何か、不安になっちゃったわ」
「……そうだよな……。俺なんかが……リーダー……」
照山が、フローラの言動を止める。
「止めろ、フローラ。月丘は傷付きやすい。士気が下がるような事は慎んでもらおう」
「見た目が強そうだったから、つい言い過ぎたわ。……後、一つ聞きたい事があるんだけど」
「何だ」
「HNRΩと言うアンドロイドって知ってるかしら?」
「えーっと、何か、この作戦に関係あるのか?」
「いえ、知らないなら別に構わないわ」
「アンドロイドの最大組織は、いずれ破壊する予定だ。もしかしたら、その組織にいる可能性は高い」
「とりあえず、今はこの戦いに集中していろと言う事?」
照山は、フローラの身体を見る。
「……貴方の身体は、人間ね。体の内部を透視させてもらった」
「いきなり、何を言ってるの?」
「……勝手に体の中を除いてすまない、フローラ。この組織に来る者は未確認生命体や、アンドロイド等人類を超越して作られた組織だ。だから、此処では生身の人間が珍しいと思っていたんだ」
「思っていたんだ?……実際とは違ったのかしら」
フローラは照山に質問をした。
「実際は、五割以上が、人類。皆……汚れ切った正義にうんざりしているんだ……」
「私には、自分だけが不幸とか、悲劇のヒロインとか思っちゃって、自分の理想にならないから、破壊しようと思っているようにしか見えないわ。照山さん」
「……フローラは、この世界の名に相応しい理不尽と言う言葉を知らないのか」
「まあ、私にとって、プリンと歌と幸せがあれば、正しい世界なのよ」
そして、当日。
作戦は決行された。