複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.362 )
日時: 2016/03/29 19:35
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

巨大な診療所には、ラサークルと言う軍事ロボットがうじゃうじゃいた。

そして、四人は別の場所にテレポーテーションされていた。





「さすが、偽りの秩序。殺人兵器を創りだすのは、もう普通の事なのか」

照山はラサークルの内部構造を透視し、弱点部分をナイフで刺す。



「貴方は、人を殺す為に生まれたの?

貴方は、何の為に生まれたの?……」

奏雲は、呪いの歌を歌いながら、照山達を探す。

ちなみに、呪いの歌の効果は、ラサークルが攻撃しようとすると、起動が十一秒だけ止まる事。

呪いで破壊すれば、良いのだが、呪いは自分にも跳ね返る為、リスクが非常に大きい。その為、弱い呪いしか出来ない。




月丘とフローラは二人でいた。

月丘は虎の状態になっていた。

「虎になっても、何も変わらないようには見えないけど」

「怖いモノは……怖い」

十体以上のラサークルがフローラ達を襲おうとしていた。



フローラはピアノを具現化させ演奏する。

するとラサークル達は、ロボットダンスを踊りだす。

「……意外に、上手い。。まあ、ロボットだからな……ハハッ」


フローラは音波のバリアを生み出し、月丘とフローラを守る。

フローラは、音符の斬撃をラサークルに飛ばす。

ラサークルは傷だらけになりながら、踊り続ける。

すると、雲がバリアの域に届かない所に現れる。


「イワシ雲」

雲はイワシの形状をして、月丘に向かう。

フローラは音波の域を広げ、雲から月丘を守る。

「……大音量だ」

「それくらい、我慢しなさい。仮にも、リーダーなんだから」


音符を芽小折が襲うが、ロボットダンスを踊りながら雲で壁を創り、守る。

「美しい音色を壊すのは、勿体ないが、潰してやるみょ〜ん!」


月丘は芽小折に向かって叫ぶ。

「歌を歌っている奴の……邪魔をするな」


「リーダー……」




雲は巨大な雪崩のように、フローラと月丘を襲おうとする。

「雪崩雲」


「アンタを眠らせれば私は余裕で勝てる!」

芽小折は眠る。



雲は消える。


ラサークルは音符による斬撃で、起動を中止していた。

「皆、リーダーについて行く理由は分かったわ」

「おお……。急に……どうしたんだ」

「アンタの、理想には夢がある。そして、優しさがある。まあ、強さが無いと、達成出来ないはずなんだけどね」






寝ている芽小折から、雲が発生し、ラサークルと同じ形状をする。

「寝ているはずなのに!」

「まさか、能力の暴走が?」