複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.372 )
日時: 2016/03/31 09:15
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

霜月とエマは病院の廊下で睨みあっていた。

エマの掌の部分には、もう血が溢れており、流れ出た血を二の腕まで纏う事で肥大化した悪魔の腕のように構成していた。

「......このブラッティハンドで、貴方の綺麗な身体から鮮血が噴出させてあげる.....!」

霜月は、複数のクナイをエマの方に投げる。

エマの身体に、クナイは刺さる。しかし、エマは動じず、霜月の方へ向かう。

エマはブラッティハンドを霜月に向かって切り裂く。


「......イライラするわね.....いい加減、血を見せろ」


霜月は空蝉の術を使っていた。



「忍者に心なんて無いんだよ?だから、貴方に慈悲は与えない。あのゴミ共と同じ様に……血肉の塊にしてあげよっか?」


霜月は、嘗ての仲間であり、裏切られた、テロリスト集団、神楽月のメンバーを思い出す。



エマはクナイを抜き、刺された所から流れ出る血を、指で、すくい舐める。


「こんなのじゃ、足りない....貴方の血が欲しい!.....アッハハハハ!」


霜月は、兜割りと言う武器を持つ。



「早く、片づけないと……!」



霜月は気配を消し隠れる。



そして、周囲に煙玉が巻かれ、煙が発生する。



エマは周囲を血の弾丸をマシンガンのように撃ち飛ばす。

また、血の弾丸は、発火している。


霜月は、弾丸を避け、服の一部を燃やされながら、エマに兜割りを喰らわせる。



「……熱い。忍者装束が燃えてる……」

霜月は、忍者装束を投げ捨てる。




「頭の血って.....美味しいわ!貴方の頭の味は、美味しいのかしら?ヒッヒヒヒヒ!!お前の血が見たい!お前の苦しむ姿が見たい!さあ、私を楽しませなさい!」


「楽しいのは、お互い様。……如何でも良いけど、どうして、貴方達は、暗殺部隊の事を襲撃したの?姿無き虎の助っ人?」


「依頼を受けたからよ。それに、貴方達暗殺部隊とは……小競り合いがあってね」


「小競り合い?」


「私をイライラさせるな。話し合いをガーガー言いに、ここまで来たんじゃ無いのよ......」


エマの頭の傷が、無くなっていく。

「一気に、形を無くなる程、塵にしてあげないと、再生するんだ!へぇ〜面白いね。こんな人形があれば、一生血を噴きだしながら、殴っていられるね」