複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.391 )
日時: 2016/04/02 16:34
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

不思議な都市に、二人は血まみれで帰って来ていた。

ブツブツ爺さんが二人に話しかける。

「今回のご主人様は、どうだった?」

「今マデノ中デ、欲ガ深クテ、暗イ人ダッタヨ!」

「僕トシテハ、モウ少シ、殺シ甲斐ガ、アル人ガイインダケド」


「そうかい。……さて、お二人さんには、お呼び出しがかかっている。是非、行って貰いたい」


「ヤッター!アノ人ニ会エル!」

「マッタク……僕ハ、早ク、ゴ主人様ヲ探シテ……オ仕置キヲ、シタイノニ」

「誘導ちゃん!カモーン!」






「肺!肺!誘導ロボット、参上!何カ、ご用件ですかい!」


「明明と夢夢をご案内だ。われわれをつくったあの人の元へ」












一方、工事現場では。




「これって……通報するべきか?ハント=ニュートライザー=オメガ」

「何だよ。お前が興味あるのってこの遺体か?俺は眠いんだ!無駄な労力を使わせるな。後、本名で呼ぶな。俺もお前の事を本名で呼ばなきゃなんないだろ。面倒くせぇ」

「さて……二人のゴスロリアンドロイドの行方を追うぞ」


「ああ、神が金さえ払えばな」

「何だよ……。乗り気じゃねーな。気まぐれで行こうぜー!」

HNRΩは、その場を立ち去る。


「さて、使えない部下の処理はしておくか」



αbsfは、警察に電話する。

「もしもし?死体が、工事現場に転がっているから、来てくんない?うん、待ってるから」


αbsfは電話を切る。

「そう言えば、此処って何が出来るんだ?」


αbsfは情報が書かれた工事現場に書かれた看板を見る。


「……ふ〜ん、成程……学校か」





「ガハッ!……」




伏見は眼を覚ます。


αbsfは伏見の傍に行く。



「……生きていたのか。死んだと思ったよ。まあ良い……」

αbsfは伏見の首を絞めようとする。



「死体って何処ですか!?」

「この工事現場だ!早く行くぞ!」




「命拾いしたな……」





伏見は、近くの警察病院へ運ばれる。






「……ご……めんね……。ご……め……ん」











伏見は憎むノを止め、今までの醜い自分に謝り、更生を誓った。




しかし、それはあまりにも遅かった。











荒い息使いが、ある部屋の中に聞こえてくる。



「フゥー……フゥー……」



「さあ、もうすぐだよ。鈴森。もうすぐで……君の能力が覚醒して、この世界を変える能力を手に入れるんだ!」


創造主は、注射を拘束された鈴森に注入する。


「助けて……助け……て……!亜実……!」








第三十八章 名も無き明夢 完

場面変更

次へ続く