複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.394 )
日時: 2016/04/02 22:04
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「それで、私が此処にいるんですね」

「ああ……。しかし、あいつが一枚噛んでいたとはな……早めに、終わらせないと……永遠の眠りについてしまう」

「永遠ノ眠り.....?普通ニ、殺されルト言えバ良いのニ......厨ニ病?」

「ハハッ!人を見下すの良いが、判断を誤ってはいけないな。死ぬんじゃ無くて本当に眠るんだよ。甘い理想の中で……」

「ごみクズ。ワタシを、騙セルと思っていルのカ?」

フリューレは神を殴り飛ばす。

「神さん、先にゴスロリさんの所へ行ってますね!」

フリューレと藍楷は森の中に入る。

「待って……。道に迷っちゃうよ……」






一方、夢夢と明明は。


「ヤット、見ツケタ!ヤッター!」

「僕トシテハ、モウ少シ早ク、見ツケルベキダッタノ二……」



「誰だ……」



夢夢と明明の目の前には、大きな大木が聳え、その目の前に沢山の動物達と一人の少年がいた。



「私ハ明明。明ルク楽シイあんどろいどダヨ☆」

「僕ハ夢夢。賢ク優シイあんどろいどダヨ☆」


「アンドロイド……?人間に満たない人間もどきが、ボクに何の用だ!」

「貴方ニ、会ワセタイ人ガイルンダ!」

「君ニ、拒否権ハ、ナインダヨ☆」


「……黙れ!アンドロイドも人間もボクにとっては何も変わらない……ボクにとっては、敵だ!……帰れ!……人間もどきめ!」




「人間モドキ……?ゴ主人様ジャナイ、権力者デモナイ、犯罪者デモナイ……。私達ハ……彼ノ抹殺不可!」

「違ウ!僕ノ言ウ事ニ、逆ラオウト、シタヨ」

「理解不能!理解不能?私達ノぷろぐらむニ、彼ノ抹殺ハ存在シナイヨ!」

「僕ニ逆ラッタ者ハ、抹殺ダヨ!僕ハ、明明ト違ッテ賢クテ、シッカリ者。僕ノ判断ノ方ガ、正シインダ」

夢夢には人形のような球体があり、銃が仕込んである。

夢夢は銃を取り出し、少年に向ける。

「嫌だ……戦いは嫌いなんだ!血を好む殺戮者め……!人を殺める武器を向けるなよ……!」

少年は地面に手を当て、植物を生やす。


植物は茎が太く、大きく伸びる。


少年は逃げる。


「彼ハ、オ仕置キガ、必要ダナァ……死ンデ?」


「夢夢?彼ハ抹殺対象者ジャナインダヨ!」

「ぷろぐらむ?ソンナ物……僕ニハ……必要ない!」




夢夢は突如、大木の方へ飛ばされる。


「物を動かせると言うのは、アンドロイドもか」

「集中力は必要だけどねっ!ワタシにかかれば……!」

夢夢は神谷の傍に辿り着く。

「さて、最高傑作に自我が生まれちゃうと、機械が大好きのワタシとしては、あまり良い事じゃないから、記憶以外のデータを初期化するね」

夢夢は分解され、データに細工され直される。




「……僕ハ……?」

「夢夢。少年は何処へ行ったんだいっ」

夢夢は少年が生やした植物の方を指差す。


「ふ〜ん、逃げちゃったのか。でも、よく頑張ったよ」

明明は、神谷の元へ行く。


「夢夢ノ様子ガ変ダヨ……!」

「大丈夫だよ。夢夢は治った!」

「僕トシタ事ガ、あんどろいどナノ二、モット冷静ニ、ナルベキダッタノ二」

「メンテナンスをしていなかったから、自我が生まれちゃったんだよ。人間に近い脳を持っているアンドロイドなら、当然の感情だね。だから、言語とかも、最小限にしているんだけどな〜!頭が良すぎると、反抗的になっちゃうから」

「思い切って、私みたいに、自我を持たせたらどうだ」

「自我を持たせたら、確実に、君になっちゃうよ。夢夢と明明は、ワタシの所有物じゃないと。折角の実験成果が台無しだよ!」

「変人だな君は」

「こんな所にまで、猫を連れていく君の方が変人だよっ!」



「ニャー」