複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.399 )
- 日時: 2016/04/04 18:42
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「やはり、輪廻と言うモノは存在するモンだな。甲斐」
「記憶が無ければ意味等無い。この世界は終末するべきだ」
「いや、……この世界は、神に管理されるべき。……そして、終わり無き世界を創るんだ。その為に、神の裁きを下し、無駄な人間共を殺して、存在意義があると思われる人間を残し、心を持たない完璧なアンドロイドで管理する。これが一番なんだよ。混沌も秩序も管理の前には跪く」
「分からず屋が。反乱のタネを大きくするだけだぞ」
突如、二人の周りに大木が現れ、二人を締め上げる。
「此処で争うな……。動物達が可哀想だ。お前等の都合で、世界か何か知らないが、勝手に世界とかを変えるなよ……終わらせるなよ……自己中共」
二人は遠くに飛ばされる。
「……わわっ!」
藍楷が無闇の前で転ぶ。
「もう……止めてくれ!この森を荒らすな……!」
明明と夢夢は、生えてくる大木達の上にたまたま乗ってしまう。
「おっ!明明!夢夢!元気かい?」
大木の上には、同時に神谷と光学迷彩能力を使っているフリューレがいた。
「フリューレさん!明明と夢夢を捕まえてください!」
「だから、争うなって行ってるだろ……どうして、誰も分かってくれないんだ!」
植物が勝手に動き、木は枝を動かし、暴れ回る。
藍楷の身体が突如浮く。
「私の身体が……!」
「この状況はまずいねっ!!!せめて、このアンドロイドを強制的に仲間にして……!」
「ワタシが、ソレを許スと、思ウカ.....?」
フリューレはアクロパッティックに動き、混乱を誘い、神谷を殴る。
「浅イ.....」
「危ないね〜。こりゃ、少年を仲間にするタイミングを完全に間違えたよ!明明、夢夢、此処は一旦退却だね。それに、ワタシの都市も異変が起こっているし」
神谷は生えている最中の大木を浮かし、明明と夢夢を乗せ都市へ帰る。
「空、飛んじゃった……!」
「.....アノ少年のせイダ」
大木の下で、蹲る無闇をフリューレは指差す。
フリューレは無闇に近づいていく。