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ナナシは、マンションの屋上で磔にされていた。

「君の選択に神の御加護が有らん事を」

「君の選択に神の御加護が有らん事を」

「君の選択に神の御加護が有らん事を」

「お前を、これから処刑します。教祖様の生贄となれ」


一方、尾崎と黒暗淵と創造主と土田は。

「やっと、僕はレベルアップだ！」

「尾崎、ガム食べます？」

「僕は、ガムを食べると、嘔吐する体質でね。いや〜良い演技が出来たよ！」


「う〜ん、僕としては、まだまだだよ。

合格とは言い難いね。

苦しい演技とか、君ならもっとできる。まあ、そんな演技をする事はもう

ないけど」







ナナシは、額にナイフを突きつけられる。

「さあ、処刑の時間だ。精々、早めに死ねよ」


ナイフ信者は、突如動かなくなる。


「だから、動じるなって言っただろ」



黒暗淵がナナシの方を向いて笑う。

「黒暗淵……」


黒暗淵は、即座に信者達を気絶させる。


「生物兵器で良かったよ。人間なら、こんな事はできないからね」

黒暗淵はナナシを解放する。


「君の能力なら、これくらい壊す事が出来たんじゃないか」

「……そうだけど……」


突如、黒暗淵に向かって信者が殴る。


黒暗淵の歯が欠ける。

「……お前が、斑か」