複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.406 )
- 日時: 2016/04/06 15:33
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「ほら、死体を全員破壊しないと……!」
「……創造主。お前は、何人の人を殺したんだよ……」
死体は部屋を埋め尽くすくらいに、存在していた。
ナナシは、其処にあった動く死体達を崩壊した。
「どうだい。動く死体は?まるで、ゾンビのようじゃないか!」
「黙れ!」
ナナシの目の前には、尾崎がいた。
「君も僕を見捨てるんだね」
「見捨てたのは、アンタでしょ?」
「君が、黒暗淵なんか好きにならなきゃ、裏切らなかったんだよ!」
尾崎は銃をナナシに向ける。
「どれだけ、僕は君の事を思っていたか分かるか!」
「……ごめんなさい。ごめんなさい。貴方は何も悪くない……」
「死んで詫びろ」
「でも、悪いのは、尾崎を操る創造主だ」
尾崎をナナシは破壊する。
「ワタシの大切な友人の真似なんて二度とするな」
「上手くいったと思ったんだけどね」
「今度こそ、死ね」
チャールズ博士の身体が崩壊した瞬間、爆弾が爆発する。
「え?」
ナナシは大怪我を負う。
ナナシの隣には、黒暗淵が気絶している。
土田は、何時の間にか逃亡。
斑は、体の物質をダイヤモンドに変えていた。
「ダイヤモンドは砕けない」
斑は奇妙なポーズを取る。
「……さあ、反乱も終わりといこうじゃないか」
創造主の三國は、ナナシの首を掴む。
「さて、黒暗淵の処理でもするか」
「いや、待て。ナナシの最期を見てからにしません?」
「土田……。俺は鈴森の様子を見て来る」
「食えない奴だな……」
「あ……あ……」
「さあ、死ね」
黒暗淵は、起き上がり、創造主と土田に向かって銃を向ける。
「尾崎の銃だ。弾は入っていないが、僕の能力なら、入っている事になる。死にたくないなら、僕の指示に従え」
土田は挑発する。
「指示するなら、やってみてくださいよー。女に情を流しちゃった奴に……出来るんですか?人殺し」
「じゃあ、どうすればいいんだよ。
さっぱり僕には分からない。
つまり、僕は君を……。
しなせたくないんだよ。
路面の上で、お前は踊っとけ」
「じさつしろ?……喜んで」
土田は大量の爆弾を、黒暗淵の周りに置く。
「共に自殺しましょうよ」
二人は爆発に巻き込まれる。
「さて……ナナシちゃん。君も死んでくれ。……そして、新しい君を生み出してあげるよ。それまでの、辛抱だ」