複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.407 )
日時: 2016/04/06 16:38
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「……そして、彼は伝説になった」

「……教祖」


斑の隣には、教祖が笑っていた。





「……うっ!」

創造主の身体が、刻まれていき、そして消える。


ナナシは、倒れる。


斑は、創造主の所へ行く。

「……教祖?」



斑の後ろには、光り輝く朝日と教祖が見えていた。


「私は伝説になる。一生、私を祭り上げたまえ……神として」






教祖は消える。



斑はすぐに、誰かと電話をする。

「……俺だ!……大変な事が起こった……」


「どうした……」


「……奴は伝説になった」


「伝説?」


「君の選択に神の御加護が有らん事を」







斑は電話を切り、叫ぶ。


「姿が見えないからこそ、神は神秘でいられるのだ。伝説に名を残すから、神は永遠に生きられるのだ。


神は、不死身になったのだ。

嗚呼、愛しきこの世界よ。

腐ってしまったこの世界よ。

今こそ、腐った成りに相応しい存在にしてやろう!




皆、一度死に、蘇れば良いのだ!」



斑は、倒れている鈴森の腕を掴む。



「君の能力は覚醒した。……君の体内にはゾンビウイルスが生産されていく……」

土田が、斑の元へ行く。

「元気ですね〜!しかし、良い朝日だな〜。ひひっ!」

「ナナシはどうする」

「それは……」



黒暗淵が、ボロボロになりながら土田と斑の方に向かう。


「……グハッ」


黒暗淵とナナシは何処かに消える。



「……教祖の慈悲かい?何で、創造主を殺したんだろうね〜」

「いいや、不死身になったんだよ。創造主は神。天に帰られたのだ」

「慈悲深いね〜教祖は」











教祖は、黒暗淵とナナシを連れて、とある場所に行く。


「……無知な種子はいずれ、全能の華となり、人々を凌駕する。そして、人は選択をする。……なるべく、美しい選択を」







「さて……世界を増やすか」








時は戻る。